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大野、死ぬ気で勝つ

2017年6月6日 02時00分

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ブルペンで投げ込む大野=中日ドラゴンズ屋内練習場で(布藤哲矢撮影)

ブルペンで投げ込む大野=中日ドラゴンズ屋内練習場で(布藤哲矢撮影)

 中日・大野雄大投手(28)が5日、先発ローテを守る決死の覚悟を示した。7日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発。若手投手陣が台頭する中、開幕投手にとっては1軍生き残りをかけた崖っぷちのマウンドになる。ここまで0勝5敗。悩んで苦しみ、疑心暗鬼になった自分との戦いに終止符を打ち、打者との戦いに集中する。

もう裏切れない

 「ラスト」。友利投手コーチが厳しい表情で言い切る。それが残されたチャンスの数。7日に結果で示すことができなければ、2軍降格。もちろん大野は分かっている。「本来なら1軍で投げさせてもらえる投手じゃない」。現実を受け止め、それでも前を向く。
 腹は決めた。「死ぬ気で投げないといけない」。前回5月31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では自己ワーストの13安打を浴び、6イニング6失点。試合直後は次回登板は白紙だったが、首脳陣の話し合いで「泣きの1試合」が決まった。チームのために復調してほしいという願いを、これ以上裏切れない。
 開幕から2カ月余り。まだ心の底から笑えない。先発5試合で3連敗を喫し、いったん中継ぎで再調整。その後、出場選手登録を抹消される形で先発復帰の準備を進めてきたが、力なくタカ打線に粉砕された。配球や球質、心構え…。考え過ぎて迷路に入り込み「自分と戦っていることが多かった」と振り返る。

対自分→対打者

 背水。言い換えれば失うものはない。「こういう時こそ原点。自分がどう抑えてきたかを考えて投げたい」。向かうべきは「対自分」ではなく「対打者」。余計な考えは排除し、純粋に持ち味を発揮する。「この1週間、しっかり準備はしてきました」と吹っ切れた表情で話す。

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