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博志の再燃力 前日バレに被弾もへこたれない 延長11回執念の勝利

2018年5月5日 02時00分

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阪神-中日 9回に登板し、無得点に抑えた鈴木博=甲子園球場で(小沢徹撮影)

阪神-中日 9回に登板し、無得点に抑えた鈴木博=甲子園球場で(小沢徹撮影)

 土俵際で救援陣が踏ん張った。中日は4日の阪神戦(甲子園)に延長11回の末、5-1で勝利。9連戦のさなかで、ドラフト1位の鈴木博志投手(21)ら登板が続いている救援陣がピンチをしのぎ、打線の奮起を呼んだ。チームが浮上するため、今後も救援陣の活躍は欠かせない。

2日連続の延長戦

 ゴールデンウイーク9番勝負の7戦目。先発の小笠原が6イニング1失点で試合をつくった後、働きづめの救援陣が無失点リレーで勝利を呼び込んだ。2日間で計8時間46分の長丁場。2日連続の延長戦となった試合でサヨナラ負けのピンチをしのぎ、耐えた。近藤投手コーチは「本当によく粘ってくれた」とねぎらった。
 中でも存在感が増してきたのが鈴木博だ。開幕から9試合連続無失点。今は、開幕直後よりも重要な局面を任されるようになっている。この日は1-1で迎えた9回に3番手で登板。2死一、二塁とサヨナラ負けのピンチを招いたが、3番の糸井を打ち取った。

サヨナラ危機冷静

 速球を主体に、ボールゾーンと低めだけで勝負した。カウント2-2から、154キロの高めのつり球を見逃されても組み立ては変わらない。最後は縦に割れる137キロのカットボールで三飛に打ち取った。
 「(3日のヤクルト戦で)バレンティンに打たれていたので、最悪四球で(次打者の)ロサリオ勝負になってもいいから、厳しいところに投げきろうと思いました」
 サヨナラ負けの危険が増す満塁となって4番打者と勝負することも覚悟した背水の投球。無念の同点2ランを浴びてから一夜明けたばかりにもかかわらず、気力を込めた6球でピンチを脱した。

「充実しています」

 3連投から中1日で2連投と、ここまでの7連戦で5試合目のマウンド。しかも、DeNA戦では筒香、ロペス、ヤクルト戦では青木、バレンティンと中軸に回ってきたところで登板している。この日の糸井を含め、いずれも球界を代表する打者との対戦が続いているが、「新人でしかもこんな早い時期に、こんなにいいところで投げさせてもらえるなんて。ものすごく勉強になっています。本塁打を打たれたり大変だけど、充実しています」と意気に感じている。どこまでも恐れ知らずで頼もしい21歳だ。

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