本文へ移動

3季ぶり貯金に中日また失敗 鬼門の神宮3度リードしても

2019年4月6日 02時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
ヤクルト-中日 8回裏2死満塁、西浦に逆転の2点中前打を許した祖父江=神宮球場で(七森祐也撮影)

ヤクルト-中日 8回裏2死満塁、西浦に逆転の2点中前打を許した祖父江=神宮球場で(七森祐也撮影)

 3年ぶりの貯金が目の前で消えた。中日は5日、神宮でのヤクルト戦で終盤まで優位に試合を進めながら、1点リードの8回に6番手の祖父江が2失点し、逆転負け。2016年6月1日以来3季ぶりの貯金はまたしてもならなかった。「鬼門・神宮」という嫌な言葉も、勝って振り払うしかない。
 実に3年ぶりとなる貯金が、あと一歩のところでスルリと逃げていった。壮絶な打ち合いの末に8回に逆転され、2016年6月1日以来1038日ぶりとなる貯金は目前で消えた。
 「今日はバッテリーに尽きる。野手は本当に頑張ってくれた。配球もそうだし、投手の能力もそうだし、しっかりやっていかないといけない」
 与田監督が奮起、そして成長を求めたのは、再三のリードを吐き出したバッテリーだった。
 最も悲劇的な役回りとなったのは1点リードの8回に6番手で登板した祖父江だ。2死満塁、西浦への1ボール2ストライクからの4球目の変化球は外角低めの厳しいところへ。これを拾われてしまった。フラフラと上がった打球が無情にも中前へ落ち、二者が生還した。「打たれたらダメなんで」。2敗目を喫した祖父江は悔しそうにポツリと言った。
 祖父江だけを責めるのは酷だ。「安打が11本で四球は9つ(を許した)。なかなか主導権を握ることができなかった」と与田監督。第1の誤算が先発の笠原だ。立ち上がりから大荒れ。3回まで被安打4の5四球で3失点。「立ち直る兆しが見えなかった」(与田監督)と3イニングで降板。2番手の又吉も誤算だった。2イニング目となった5回に2被弾など、リードを吐き出した。「笠原と又吉で中盤まで行きたいのはあった」と阿波野投手コーチ。それが叶わず、しわ寄せが終盤に響いた。
 開幕戦を除き、3度目となる貯金生活への挑戦は、またもや失敗。竜党には「神宮」という嫌なキーワードも頭をよぎっただろう。3勝9敗だった昨年の神宮では、9回に6点リードを追いつかれた末に負けたこともあった。阿波野コーチも「神宮の良くない流れが選手にもあるようで」と表情を曇らせていた。
 黒星は消せない。ただ、攻撃陣は積極果敢にバットを振って、ヤクルト打線と渡り合った。昨季は神宮で苦い思いをした田島ら、無失点でつないだリリーフもいた。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ