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中国軍「中間線越え」 台湾へ心理戦激化 住民冷静、漁業などに影響

2022年8月7日 05時05分 (8月7日 05時05分更新)
5日、台湾周辺海域で行われた中国人民解放軍の演習で双眼鏡をのぞく兵士=新華社・共同

5日、台湾周辺海域で行われた中国人民解放軍の演習で双眼鏡をのぞく兵士=新華社・共同

  • 5日、台湾周辺海域で行われた中国人民解放軍の演習で双眼鏡をのぞく兵士=新華社・共同
 【北京=新貝憲弘】中国人民解放軍は六日も台湾周辺で大規模な軍事演習を強行し、艦船と軍用機の一部は台湾海峡の事実上の停戦ライン「中間線」を越えて台湾側に入った。台湾住民はおおむね冷静に受け止めて日常生活を送る一方、漁業や海運への影響は徐々に拡大。中台間の「心理戦」も激しさを増しつつある。
 台湾の有力紙・中国時報は、中国大陸から目と鼻の先にある金門島(きんもんとう)の現状を紹介。中国軍がミサイル発射を繰り返した一九九六年の台湾海峡危機に言及した上で「当時と同じく今回も何も起こっていない」「(軍事力を)見せびらかすためにやっている」と語る島民の声を伝えた。
 台湾紙・自由時報は、軍事演習が始まった四日に中国軍が発射した弾道ミサイル四発が台湾上空を通過したものの、台湾国防部(国防省)が警報を出さなかった経緯について「中国共産党の心理作戦を見抜き、(台湾住民に対して中国側が)期待したほどの恐怖心を抱かせなかった」(軍事専門家)と解説した。
 「政治家のもめ事で迷惑をこうむるのは常に庶民だ」。台湾の中央通信社は、北部の主要港・基隆(キールン)の漁師が、演習の影響を受けて出漁できない現状を嘆く様子を紹...

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