【グランパス】帰ってきた永井が大暴れ!「懐かしかった」雰囲気作り出してくれたサポーターに「感謝」
2022年8月6日 23時01分
◇6日 J1第24節 名古屋3―0浦和(豊田スタジアム)
名古屋が前半で2点をリードし、後半さらに追加点を奪って快勝した。
◇
出来過ぎたシナリオでも、千両役者が演じればさまになる。ゴールネットが揺れてから3分半。主審がセンターサークルに向けて手を振り下ろし、一度は取り消したゴールを認めると、豊田スタジアムが割れんばかりの大歓声に包まれた。名古屋のスピードスター・FW永井謙佑(33)。リーグ戦で6年ぶりのホーム・豊田スタジアムでいきなり1ゴール2アシストと大暴れした。
復帰後初ゴールは後半19分。弾かれたMF永木のシュートのこぼれ球を胸で収め、右足で流し込んだ。ハンドの判定が一度は下ったが、VARの末認められた。
この日は、くしくも夏季イベントで、観客は3万3005人の大入り。「なんか、懐かしかったですね。シンプルにうれしかった」。体中でグランパスのホームを感じた。「僕も必死だし、3点目なんて狙っても取れる点じゃない。作り出してくれた雰囲気の中で導いてもらったじゃないけど。感謝しかない」とかみしめた。
先制点は技ありの股抜きパス、2点目は相手DFのクリアミスを奪ってアシストした。「チームが勝てばいいと思っている。得点は僕じゃなくてもいい」。ベテランらしく、言い切った。
2017年に初のJ2降格とともにFC東京へ移籍。サポーターからの複雑な感情は理解している。「結果を出すしか方法がない。またここから、しっかりやっていきたい」と、サポーターへはピッチ上で覚悟を示すつもりだ。
小学3年の長男から「ゴール取ってるパパが見たいな」と言われたと明かしていたが、後日、小学1年の長女から「私も言っていた」と抗議を受けた。この日は会心の活躍だったのだが…。「今日来てなかったんで」と苦笑い。サポーターの期待、家族の後押し。帰ってきた韋駄天(いだてん)が、結果で応える。
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