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待望のやかましい夏 桑名石取祭、3年ぶり始まる

2022年8月6日 16時00分 (8月6日 16時00分更新)

鉦や太鼓を打ち鳴らし、熱気に包まれる桑名石取祭=6日午前0時、三重県桑名市で

 三重県桑名市の国重要無形民俗文化財「桑名石取祭」が六日午前零時、同市中心部の桑名宗社一帯で始まった。日付が変わると、待ちわびた各地区の住民が祭車(さいしゃ)と呼ばれる山車に取り付けられた太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、真夏の夜の町にごう音をとどろかせた。合奏や祭車の引き回しが七日夜まで断続的に続く。
 新型コロナウイルスの影響で二年間休止し、三年ぶりの実施。例年なら各地区で受け継ぐ祭車四十台ほどが参加するが、今年は感染防止で見合わせる地区が多く二十七台にとどまる。同市で飲食店を営む松井龍一さん(34)は見物に訪れ、「祭りのない二年はただ暑いだけの夏だった。三年ぶりに季節を感じる」と話した。
 桑名石取祭は江戸時代初期に始まったとされ、しばらく耳を離れないごう音から「日本一やかましい祭り」と呼ばれる奇祭。「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。

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