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ノーモア被爆、世界へ発信 被団協が国連本部で原爆展

2022年8月6日 16時00分 (8月6日 16時00分更新)
5日、米ニューヨークの国連本部で開幕した原爆展を見学する人たち=杉藤貴浩撮影

5日、米ニューヨークの国連本部で開幕した原爆展を見学する人たち=杉藤貴浩撮影

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれている米ニューヨークの国連本部で五日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)主催の原爆展が始まった。被爆の悲惨さを写真展示などを通じて世界に発信する試みで、被団協の木戸季市(すえいち)事務局長(82)=岐阜市=は「多くの人は、自分がなぜ死ぬのか分からないまま死んでしまった」と訴えた。
 開幕式典で木戸さんは、長崎での原爆投下直後に二十メートルほどはね飛ばされたという自身の被爆体験を紹介。「道には死体がごろごろ転がっていた。こんなことは絶対に二度とあってはいけないという思いを持ち続けてきた」と話した。
 長崎市の田上富久市長も出席。核軍縮交渉の難航が予想される再検討会議について「未来に責任のある議論をしてほしい」と求めた。
 皮膚が焼けただれた投下直後の被爆者など数十枚の写真や熱で変形したガラス瓶が展示された。イタリアから国連を見学に来ていたアリアナ・フィソさん(29)は「核の使用は人類の最悪の側面だ。ロシアのウクライナ侵攻で悲劇が再び起こらないかと恐れている」と話した。

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