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子宮頸がん、希望者に検査キット送付 犬山市

2022年8月6日 05時05分 (8月6日 12時44分更新)
子宮頸がんのリスクを自分で確認できるキットを紹介する田中さん=犬山市前原の市民健康館で

子宮頸がんのリスクを自分で確認できるキットを紹介する田中さん=犬山市前原の市民健康館で

 婦人科で内診台に座るこに抵抗を感じる女性もいる「子宮頸(けい)がん検診」の受診率低迷を受け、犬山市は七月から、自分で子宮頸がんのリスクを調べられる検査キットを希望者に送る取り組みを始めた。まずは自宅にいながらリスクの有無を把握し、陽性であれば検診を受けて早期発見につなげる狙いで、県内では初めての取り組みという。
 犬山市の過去三年のがん検診受診率は肺がんが15・1〜15・7%、大腸がんが12・5〜13・5%の一方、子宮頸がんは9・0〜9・9%と低迷している。理由について、市の保健師の田中陽子さんは「特に若い世代に、内診台に座ることが恥ずかしいなどといった抵抗感があることが一因」と指摘する。
 そこで田中さんは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の有無を自分で確認できるキットを、必要な市民に送れないかと考案。昨年、山田拓郎市長に職員がアイデアを直接伝える「プロポーザル大作戦」の制度で提案し、市長に太鼓判を押されて実現した。
 対象は、過去五年間に子宮頸がん検診を受けていない三十代女性二千百五十九人。案内は七月二十五日に発送済みで、希望者は八月末までに申し込む。田中さんは「子宮頸がんは早く見つかれば、手術をしても子どもが産める体でいられる。今回の取り組みが検診を受けるきっかけになれば」と期待する。
 (水越直哉)

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