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<伝統工芸品作ってみた 飛騨高山まちの体験交流館 記者が体験> (下)小屋名しょうけ

2022年8月6日 05時05分 (8月6日 11時48分更新)
素早く竹を編んでいく杉山さん=高山市上一之町の飛騨高山まちの体験交流館で

素早く竹を編んでいく杉山さん=高山市上一之町の飛騨高山まちの体験交流館で

  • 素早く竹を編んでいく杉山さん=高山市上一之町の飛騨高山まちの体験交流館で
  • 竹が折れるのを心配しながら、恐る恐る「しょうけ」を作る記者=高山市上一之町の飛騨高山まちの体験交流館で
  • なたで竹を割る杉山さん=高山市上一之町の飛騨高山まちの体験交流館で
 高山市久々野町に伝わる竹製のざる「小屋名しょうけ」。用途は、米をといだり、果物を入れたり…。最近では、居酒屋のおしぼり置きなどにも使われ、地元で愛されている。飛騨高山まちの体験交流館(高山市上一之町)で今回、作り方を教えてくれたのは、保存会の杉山正雄さん(71)だ。
 しょうけは、薄く割った竹を、縦と横に交わるように編んで完成させる。縦は平たく割った幅三ミリの竹、横はかまぼこ形で幅一・八ミリの竹を使う。
 「なぜ、縦と横で形が違うんです?」。そう聞くと、「かまぼこ形は表面が丸いから、物を入れた時に接地面が少なく、水はけが良い。でも、全てを幅の狭いかまぼこ形にすると、竹同士で隙間ができてしまう。だから、平らな竹も組み合わせている」と教えてくれた。体験では、横竹を三〜五本編む作業ができる。
 「ポキって折れちゃいそう…」。体験を始めると、思わず声が漏れた。竹を縦竹の下にくぐらせる時、強引に折り曲げないと編めないのだ。極限までしなる竹を見て、不安になった。すると、杉山さんが「大丈夫。皮を外側に向けて曲げれば、折れないから」とひと言。その言葉を信じ、思い切り折り曲げると、「ぐにゃっ」−。確かに、力...

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