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高齢者施設でクラスター急増 介護現場に不安と危機感

2022年8月6日 05時05分 (8月6日 05時06分更新)

手すりなど施設内の利用者が触れる部分を消毒する職員=名古屋市中川区の特別養護老人ホーム「あんのん」で

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が、全国の高齢者福祉施設で急増している。厚生労働省によると、七月三十一日までの一週間の把握分は前々週の一・七倍の四百四十七件。重症化リスクのある利用者が多い中、四回目のワクチン接種が思うように進んでいない例もあり、各施設は危機感を募らせる。(出口有紀、浅井貴司、福本英司)
 「ちょっとだけ空気の入れ替えします。暑いかな?」。今月上旬、名古屋市中川区の特別養護老人ホーム「あんのん」。介護職らは、昼食を楽しむ利用者たちの様子を見ながら一時間に一回の換気を欠かさない。
 利用者はショートステイ(短期入所)を含め約三十人。二年前の夏にはクラスターが発生した。「認知症の利用者はマスクができないので消毒や換気はきっちりやる。ただ、これ以上の感染防止対策はとりようがない」と施設長の吉田貴宏さん(37)は難しさを語る。
 ワクチンの四回目接種は進んでいないという。提携する病院と協議し、利用者宅に届く接種券がそろった段階で施設で接種を済ませることにした。だが、まだ受け取っていない分がある。八月中に希望する職員を含め接種を目指す考えだ。
 厚労省の方針に沿い、感染者が...

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