本文へ移動

米欧と中ロがNPT再検討会議で応酬 討議本格化へ、交渉難航の予想

2022年8月6日 05時05分 (8月6日 05時05分更新)
米ニューヨークの国連本部の総会議場で3日、開かれたNPT再検討会議の一般討論=国連提供(共同)

米ニューヨークの国連本部の総会議場で3日、開かれたNPT再検討会議の一般討論=国連提供(共同)

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】核軍縮の道筋を議論する核拡散防止条約(NPT)再検討会議は四日、各国代表による一般討論演説の最終日となった。ロシアのウクライナ侵攻や米国などの対中包囲網を巡り、米欧と中ロは激しく応酬。核廃絶を巡る保有国と非保有国との溝も垣間見え、交渉難航を予想させる出足となった。
 米国は初日の一日にブリンケン国務長官が演説。「ロシアのウクライナ侵攻は、核が必要かもしれないと考える国々に最悪のメッセージを送った」と非難し、米英仏中ロだけに核保有を認めるNPT体制の形骸化に危機感を示した。米英仏は同日、共同声明を出し「ロシアに対し、核に関する無責任で危険な言動をやめるよう求める」と訴えた。
 ウクライナはロシアによる自国内の原発への攻撃を糾弾。「われわれの地域を含む非核地帯の設置が緊急の課題だ」と述べた。
 ロシアは二日に演説し、「ロシアがウクライナで核を使うと脅しているという根拠のない臆測を強く拒否する」と反論。核を使うのは国家の存立を脅かす攻撃を受けた際に限定すると主張する一方、「西側諸国がわれわれの決意を試そうとするなら、ロシアは引き下がらない」と主張した。
 中国は二日、核非...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報

国際の新着

記事一覧