本文へ移動

仏法の師と再会喜ぶ 羽咋・寺沢さん道場 ウクライナ僧侶が訪問

2022年8月6日 05時05分 (8月6日 10時18分更新)
寺沢潤世さん(左)と再会したセルゲイ・フィロネンコさん=羽咋市で

寺沢潤世さん(左)と再会したセルゲイ・フィロネンコさん=羽咋市で

「日本で母国の平和祈る」

 ロシアが侵攻したウクライナで停戦を祈ってきた羽咋市出身で日蓮宗系の日本山妙法寺僧侶、寺沢潤世(じゅんせい)さん(71)を頼り、同国から日本に避難してきた弟子のセルゲイ・フィロネンコさん(60)が五日、市内の寺沢さんの道場を訪れた。寺沢さんの師匠の誕生日と広島の原爆忌に合わせた六日の法要のための一時滞在だが、いずれ寺沢さんの道場を長期的な避難地として母国の平和を祈りたいと希望している。 (松村裕子)
 ウクライナ東部の工業都市ドネツク近郊の出身。一九九二年にドネツクを訪れた寺沢さんと知り合い、数年後に弟子になり、寺沢さんと一緒に世界の紛争地でうちわ太鼓をたたき、南無妙法蓮華経を唱える平和活動をしてきた。二月のロシア侵攻後もウクライナ西部の山間地の道場で一緒に停戦を祈り続けてきた。戦争が長引いているため、寺沢さんの勧めで日本への避難を決めた。七月に来日し、現在は千葉市のホテルに滞在し避難生活の手続き中。
 ロシアに占領された古里について「すべて破壊され悲惨だ」と声を落とし、ロシアの侵攻は「絶対的に納得できない。人間の理性を逸している。人類史上、前例のない悲惨な戦争。中世がよみがえったよう」と強く非難した。日本での滞在を「日本の仏法の歴史を学び、今後、平和活動を大きくするための準備期間にしたい。母国が少しでもよくなるよう祈りたい」と語った。
 ウクライナでは男性の出国が年齢で制限されている。寺沢さんは「出国できる人は国外でウクライナの真実を伝える役割を果たしてほしい」と期待を込めた。

関連キーワード

おすすめ情報

石川の新着

記事一覧