「名古屋をどり」進化 「NEO傾奇者」に 才能結集 エンタメ日舞 堤監督協力、ボイメン本田が遊女役
2022年8月6日 05時02分 (8月6日 05時02分更新)
終戦直後から続く日本舞踊西川流の公演「名古屋をどり」が、多彩なエンターテインメントを融合させた「名古屋をどりNEO傾奇者(かぶきもの)」に生まれ変わる。十月十五、十六日に名古屋市公会堂で開催。四世家元西川千雅(かずまさ)は「日本文化を好きになってもらうために西川流だけでなく、皆で力を合わせ、相乗効果を生みたい」と力を込める。
これまでは古典舞踊を中心に、ダンサーなどゲストが出演する構成だった。NEOはエンタメ要素を強めて、幅広い来場者に楽しんでもらう。第一部は全国の芸妓(げいこ)十二団体が日替わりで舞う「全国芸妓博覧会」。第二部の「NEO舞踊劇 名古屋心中」は、名古屋出身の映画監督堤幸彦が演出協力し、名古屋ゆかりのエンターテイナーが結集する。
「名古屋心中」は、尾張徳川家七代当主宗春が治める名古屋を舞台に、史実にある心中未遂事件から材を取った物語。主役の喜八は西川流の別格師範カークが、恋人の遊女小さんは、名古屋の男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」の本田剛文がそれぞれ務める。
以前、テレビの企画で、千雅から日舞を教わった本田を主役の女形に抜てきした。本田は「チャレンジャー...
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