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【第104回全国高校野球選手権大会】 石川大会振り返り

2022年8月5日 05時05分 (8月5日 12時21分更新)
 六日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する第百四回全国高校野球選手権大会。石川代表の星稜(金沢市)は大会二日目の七日に愛知代表の愛工大名電(名古屋市)と対戦する。石川大会を振り返り、データを基に甲子園での見どころを探った。(郷司駿成)

石川大会で無失点の好投を見せた武内涼太投手=県立野球場で

【投】武内 17回1/3無失点

 春と比べて層が厚くなった投手陣は石川大会でチーム防御率1・22を記録。中でも二番手の武内涼太投手(二年)が圧巻の投球を披露した。山下智将監督代行が「最後の練習試合で手応えをつかんでくれた」と話すように、17回1/3を投げて無失点だった。
 武内投手の変化は投球内容にも表れている。これまでは制球に課題があるが、奪三振能力も高い投手だった。昨秋の公式戦では七試合に登板し、25回を投げたが、四死球が26と投球回を上回った。一方、奪三振率は10を越えていた。
 石川大会では三振の数は減ったが、四球の数も大幅に改善した。一イニング当たりどれだけ走者を出すかを示すWHIP{(被安打+与四球)÷投球回}を見ると、0・87を記録。プロ野球と一概に同じとは言えないものの、昨年、沢村賞を獲得したオリックスの山本由伸投手の0・85と比べても遜色ない数字だ。
 春の選抜では、エースのマーガード真偉輝(まいき)キアン投手(三年)に代わって、準々決勝で大会初先発を果たした武内投手。制球に苦しみ、五回途中で降板すると、チームも逆転負けを喫した。二番手以降の投手に課題のあったチームが春とは違った姿を見せられるかが注目される。

石川大会は不動の1番打者として高打率を残した永井士航選手=県立野球場で

【攻】永井、垣淵 強打光る

 一方、打線は打率が高くない選手も、四球を稼いでいるため打線に切れ目がない。好調なのは一、二番を打つ永井士航選手(同)と垣淵祥太朗選手(同)。OPS(出塁率+長打率)は、プロ野球でMVP級と言われる1・0以上をともに記録した。
 レギュラーが固定されなかった捕手を含め、六番打者の松田啓睦(ひろむ)選手(同)を筆頭に下位打線も当たりが出ており、中軸が調子を取り戻せば、大量得点も期待できそうだ。

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