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自由研究じゆうけんきゅうまなぼうSDGs④ 「うみゆたかさ」

2022年8月4日 10時43分 (8月4日 17時17分更新)
 わたしたちはさかなべ、りや海水浴かいすいよくたのしみ、うみからめぐみをけてきました。そのうみには、かわからみずながみます。かわうつくしくなければ、うみよごれてしまうのです。持続じぞく可能かのう開発かいはつ目標もくひょうSDGsエスディージーズ)をまなべる自由じゆう研究けんきゅう最終さいしゅうかいは、身近みぢかかわつうじてうみ環境かんきょうかんがえます。(山本やまもと克也かつや

深刻しんこくなプラごみ かわからうみ

 みなさんのいえちかくのかわやその周辺しゅうへんに、ごみがてられているのをたことがあるひともいるでしょう。海岸かいがんうみただようごみの大半たいはんは、生活せいかつ用水路ようすいろかわつたってはいってきます。
 そのなかでもとく深刻しんこくなのは、ペットボトルやものふくろといったプラスチックごみ。かわ環境かんきょうまも市民しみん団体だんたいでつくる「全国ぜんこくかわごみネットワーク」の調査ちょうさでは、全国ぜんこくかわ沿いには二千まんぼん以上いじょうのペットボトルがあると推測すいそくされています。
 プラスチックごみはひかりねつ劣化れっかし、なみ作用さようくだけても自然しぜんには分解ぶんかいされず、すう㍉よりもちいさな「マイクロプラスチック」となってうみ漂流ひょうりゅうつづけます。そうなれば回収かいしゅうむずかしいです。マイクロプラスチックにはものがいになる物質ぶっしつがつきやすいともわれています。さかながえさと間違まちがえてべることで、さらにそのさかなひとべ、人体じんたいがいることも心配しんぱいされます。
 日本にほん周囲しゅういうみではマイクロプラスチックのかずが一平方へいほうたり百七十二まんで、世界せかいうみ全体ぜんたいくらべると二十七ばいです。

調しらべてみよう

 かわ観察かんさつは、かなら大人おとな一緒いっしょに。まずは安全あんぜんちかづける場所ばしょがあるか見極みきわめましょう。ながれがはやいときや増水ぞうすいしているときは、かわちかづいてはいけません。
 場所ばしょまったら、うみ環境かんきょう直接ちょくせつむすびつくごみに注目ちゅうもくしてみます。とくに、マイクロプラスチックのもととなるプラスチックごみが、どのくらいちているかを観察かんさつしてみましょう。
 できる範囲はんいで、時間じかん区切くぎって、川岸かわぎしのペットボトルやものふくろなどをトングを使つかってひろい、それぞれポリぶくろでいくつぶんになったかを調しらべて記録きろくします。かみくずやガラスびんといった、プラスチック以外いがいのごみのりょうもメモしておきます。
 どのくらいごみがちているかはかわによってさまざま。おなかわでも、やまちか上流じょうりゅう部分ぶぶん住宅じゅうたくながれる部分ぶぶんうみちか下流かりゅうとでは様子ようすちがいます。場所ばしょ地形ちけい特徴とくちょうから、なぜそこにごみがあるのかもかんがえてみましょう。

かんがえてみよう
生態系せいたいけいにも影響えいきょう
名古屋なごや産業大さんぎょうだい大学院だいがくいん准教授じゅんきょうじゅ 長谷川はせがわ泰洋やすひろさん

 ごみがちていないうつくしいかわは、ゆたかなうみはぐくむことにつながります。とく日本にほんまわりのうみおおきなしおながれがぶつかるため、さまざまなさかながとれる漁場ぎょじょうです。それなのにかわからのごみがえると、うみ生態せいたいけいにも影響えいきょうかねません。自由じゆう研究けんきゅうかわうみへの興味きょうみひろげ、観察かんさつ夏休なつやすみだけにわらせることなくながつづけてみましょう。
 たりまえのことかもしれませんが、自然しぜんゆたかな場所ばしょあそびにったときは、かならずごみをかえる。ごみがちていたからといってそのままいていかないようにしましょう。もしいえちかくで、かわ海岸かいがん掃除そうじなどの活動かつどうがあり、どもも参加さんかできるようだったら、ぜひってみてはいかがでしょうか。

 はせがわ・やすひろ 1980ねん愛知あいちけんまれ。名古屋なごや産業さんぎょうだい大学院だいがくいん環境かんきょうマネジメント研究けんきゅうじゅん教授きょうじゅおも研究けんきゅう分野ぶんや都市とし緑地りょくち生物せいぶつ多様たようせい保全ほぜん里山さとやまなどをまも活動かつどう参加さんかし、その効果こうか調査ちょうさつづける。

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