本文へ移動

<家族のこと話そう>産婦人科医・高尾美穂さん

2022年8月1日 14時18分 (8月1日 14時39分更新)

「可能性」両親の贈り物

 七つ離れた兄との二人きょうだい。両親には大事に育てられました。国立の小中学校に通っていた九年間は、毎朝父と自転車で地下鉄の駅へ。途中いろんな話をする仲の良い親子でした。
 大学で日本文学を専攻していた母は、毛筆で字を書くのが当たり前。筆や万年筆が身近にありました。あこがれて、小学生の頃から母の万年筆を使わせてもらいました。毎日学校に出す日記が苦でなかったのも、「書く」ことが身近だったからかもしれません。中学生になって、誕生日に両親から贈られた万年筆は今も大切にしています。
 母は自宅で茶道を教えていたので、お弟子さんなどたくさんの人が出入りする家でした。両親以外の多くの大人が成長にかかわってくれたことは、今の私の社会性につながっていると思います。
 両親は、私がどんな分野で伸びるか可能性を探し、幅広い体験をさせてくれました。思い出深いのは、毎週日曜日に写生会に行ったこと。もちろん絵を描くのですが、私にとっては家族でのピクニックみたいで楽しかった。今はネットで地域のイベント情報を簡単に入手できますが、当時、毎週どう見つけていたのかなと思い母に聞くと、新聞をチェックし、記...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報