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県内、川の事故相次ぐ 静岡で18歳死亡、浜松は男児重体

2022年8月1日 05時05分 (8月1日 05時06分更新)
水難事故が発生した阿多古川の現場。男児は堰の下に沈んでいるところを発見されたという=31日午後2時42分、浜松市天竜区で

水難事故が発生した阿多古川の現場。男児は堰の下に沈んでいるところを発見されたという=31日午後2時42分、浜松市天竜区で

 好天に恵まれた三十一日、真夏日となった県内で水難事故が相次いだ。静岡市葵区の藁科川で専門学校生(18)が急流にのまれて溺れ死亡したほか、浜松市天竜区の阿多古川では十一歳とみられる男児が溺れ、意識不明の重体で病院に搬送された。 (岸友里、塚田真裕)
 三十一日午後五時四十分ごろ、静岡市葵区富沢の藁科川で、遊泳中だった同区瀬名五の専門学生佐藤匠さん(18)が急流にのまれて溺れた。意識不明の重体で病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
 静岡中央署によると、佐藤さんは友人四人とともにバーベキューや遊泳に来ていた。多くの人が水遊びする場所から少し離れた岸から「度胸試し」のため、友人らと一列になって対岸に向かって川を歩いていたところ、佐藤さんが川底に引き込まれ、数分後に十数メートル下流に浮かび上がった。
 現場は急に深さ三メートルになる場所があり、流れも速く「遊泳注意」の看板もあったという。署は「危ない場所には近づかないように」と注意を呼びかけている。
 浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川では午前十時五分ごろ、男児が溺れて沈んでいるのを父親らが発見し、近くにいた人が一一九番した。男児はドクターヘリで静岡市葵区の県立こども病院に搬送された。
 天竜署などによると、男児は両親ら六人で訪れていた。事故当時は一人で川遊びをし、他の家族らはバーベキューの準備をしていた。家族が男児の姿が見えないことに気が付いて周囲を探し、高さ二メートル弱の堰(せき)の下側で沈んでいるのを父親が引き上げた。
 現場は阿多古川と天竜川が合流する地点から約二百メートル上流で、川幅は二十メートルほど。水深は五十センチ未満の所が多いが、堰の下など一部深い場所もあるという。
 一帯は川遊びやバーベキューを楽しむ人らでにぎわっており、焼津市の女性(36)は「男の子を河原に寝かせて、いろんな人が代わる代わる心臓マッサージをしていた」と話した。

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