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林の入り口からのショット編 PART2

2022年7月28日 13時29分

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 前回とは逆に、今回は右の林の入り口からグリーンを狙って打つ場合について説明します。体の向きとフェースの向きで打ち出す方向を調節するのは左サイドから打つ時と同じです。もちろん、左からはフックでピンを狙いましたが、右からはスライスで狙います。そして、右から打つ時に大切なのは番手を変えることです。 (取材・構成 堤誠人)

フェースはピンの方向

 今回はピンまでの距離が170ヤードくらいで、右からの林がせり出しているため真っすぐには打てないという状況です。この場合、少しスライスをかけないとピンの方向には行きません。当然、スライス軌道の球を打つことが必要になりますが、簡単にスライスさせる方法があります。それは、番手を上げることです。
 本来なら170ヤードを7番アイアンで打つ人は、4番アイアンを使ってみてください。番手を3つ上げて、少しフェースを開くことによって7番アイアンとほとんど同じロフトをつくることができます。フェースを開いた分だけ球にサイドの回転がかかり、勝手にスライスがかかるので、それほど自分のスイング軌道を変えなくても、このような状況からでもピンを狙うことができるようになります。
 本来の番手で頑張って低く打って、頑張ってスライスをかけてみても必ず木に当たります。木を避けてターゲットに進んでいく方法は、右サイドでは番手を上げることです。
 構えは、大きく左を向きます。番手を3つ上げる時は30ヤードほど左を向きます。もちろん、左を向いて真っすぐ打つと引っかけて左の方に行ってしまうので、目線は左を向いていても、フェースはピンの方向のままです。いわゆるオープンフェースの状態にセットしたら、フェースのことは考えずに左の方へ振っていきます。こうすることで確実に木を避けて、ターゲットの方向に球を飛ばすことができるようになります。
 打つ時は、軽いスライスを打つことだけをイメージすればOKです。左を向き、曲げたい分だけ少しフェースを右に向け、高さは球を右に置くか左に置くかでコントロールしてください。目線はなるべく低くして、後は打ち出す方向に少しだけ体を切るようにします。それだけで、この難しい状況から簡単にグリーンの近くへ持って行くことができます。ぜひ、やってみてください。

【辻にぃ 心の声】世界に近づいている!!女子選手のパッティング技術

 24日まで開催された大東建託・いい部屋ネットレディスでは、キャディーに付いた教え子の六車日那乃選手が43位でベストアマチュア賞を獲得しました。おめでとう!
 ところで、大会の優勝スコアは4日間で20アンダーでした。大会前は15アンダーにいくかな、というイメージだったので、今の女子選手はよくバーディーを取るなと思います。今大会はピンポジションがそれほど易しかったわけではありませんでした。それでも、ショートサイドに振っているところにも攻めてくる選手が多い印象でした。
 最近の選手はパッティングの技術が世界に近づいていると思います。平均パット数が1・8を切ればパター巧者と言われたものですが、今季の女子ツアーでは20人近くが1・7台の数字を残しています。
 特にショートパットを外さなくなってきています。バーディー合戦といえばショットがベタベタに付いている印象を受けますが、優勝争いについていけているのはパッティングです。選手は練習方法を豊富に持っています。質の高い練習ができるようになってきているのが技術向上の要因だと思います。

 ▼辻村明志(つじむら・はるゆき) 1975年9月27日生まれ、福岡県出身の46歳。11歳でゴルフを始め、千葉・学館浦安高時代に関東ジュニア選手権高校男子の部、関東高校選手権など優勝。日大では関東学生選手権優勝、朝日杯争奪日本学生選手権2位など。2000年8月にプロ転向し、01年9月に下部ツアーのアイフルチャレンジカップ・オータムで2位となった。11年以降に本格的にコーチとなり、女子を中心に多くのトッププロを指導している。

 取材協力 鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県鎌ケ谷市中沢1348) 
 (電)047-444-4111(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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