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応急工事は1カ月遅れ 明治用水頭首工、長雨が影響

2022年7月27日 05時05分 (7月27日 05時06分更新)
イチジク畑のパイプのバルブを調整して水を出す水野富行さん=26日、愛知県安城市で

イチジク畑のパイプのバルブを調整して水を出す水野富行さん=26日、愛知県安城市で

 矢作川から農工業用水を取水する「明治用水頭首工」(愛知県豊田市)で発生している大規模漏水問題で、東海農政局は二十六日、七月末に完了する予定だった応急工事が、八月末まで一カ月遅れることを明らかにした。長雨の影響などで工事が遅れ、夏場の取水は厳しい状況に。長期化を覚悟していた農家らは「何とかやっていくしかない」と淡々と受け止めた。
 農政局によると、新たにポンプ四十一台を右岸に設置するほか、上流の別の農業用水からも取水し、夏場の例年の平均取水量毎秒十八立方メートルを確保する。
 現在は、右岸の取水口とポンプ百六十二台により、取水量は毎秒十三〜十四立方メートル。だがポンプの数が多いほどメンテナンスに手間がかかる上、夏場に必要な取水量には達していない。
 応急工事では、漏水原因となっている左岸近くの穴の周辺を鉄板や土のうで囲って水の流入を防ぐとともに、河川全体の水位を上げて毎秒二十立方メートルの取水量を確保する計画だった。だが今月に入り雨の影響で工事は十五日間停止。工法も見直すことになり、工期の延長を余儀なくされた。
 愛知県安城市の高棚営農組合で代表理事を務める神谷力さん(55)は「水の入りにくい...

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