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【写真番号2022072601】
輪島駅前(1985年)

2022年7月26日 05時05分 (7月26日 09時54分更新)
【写真番号2022072601】開業50周年を迎えた頃の輪島駅前=1985年10月、本社ヘリ「おおづる」から

【写真番号2022072601】開業50周年を迎えた頃の輪島駅前=1985年10月、本社ヘリ「おおづる」から

奥能登観光の玄関口

 奥能登の中核、輪島市で玄関口の役割を果たした旧国鉄七尾線の終点、輪島駅。一九八五年七月に駅開業五十周年を迎え、祝賀行事はキリコ披露や音楽パレードなどで盛り上がった。その後、営業はJR西日本をへて、のと鉄道に移り、二〇〇一年に穴水−輪島間は廃止となった。
 戦後の高度経済成長期には能登観光ブームが起こり、駅には観光客が押し寄せたという。だが、時の流れとともに道路網の整備や沿線人口の減少などのあおりを受け、利用は低迷。膨らむ赤字に廃止が決まった。
 旧国鉄からのと鉄道時代まで、保線員をしていた池下猛士(たけし)さん(78)=輪島市東中尾町=は廃止に合わせ、随想「穴水〜輪島間の線路沿線」をまとめた。そこに「近年の利用者は極めて少なくなってきていて、実際のところ、使命を全うした感もする」と記した。
 それから二十年以上が過ぎた。駅跡地は「道の駅輪島ふらっと訪夢(ほうむ)」としてバスなどの拠点に。観光客を迎える使命は引き継ぎ、駅の看板や線路の一部などがモニュメントとして残る。池下さんは「駅周辺の線路も何度も直した。往時を思い出す面影はずっと残ってほしい」と語る。(日暮大輔)
  • 空から-あの頃ふるさとは

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