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鳩レース 念願の北陸一 小松の北口さん 40年育て県内初

2022年7月26日 05時05分 (7月26日 10時03分更新)
倉庫を鳩舎にし、ハトの世話をしてきた北口純一さん=小松市矢田野町で

倉庫を鳩舎にし、ハトの世話をしてきた北口純一さん=小松市矢田野町で

  • 倉庫を鳩舎にし、ハトの世話をしてきた北口純一さん=小松市矢田野町で
  • レースに出場する選手鳩を育てる鳩舎の内部=小松市矢田野町で

「喜びひとしお」次は全国上位

 ハトの帰巣本能を利用し、放してから鳩舎(きゅうしゃ)に戻るまでの速さを競う日本鳩レース協会主催の春季大会で、小松市蓑輪町の内装業、北口純一さん(68)が北陸ブロックのチャンピオンに輝いた。県内初の栄冠。約四十年にわたってハトを育てる北口さんは「一位になるチャンスは今まで二度あった。三度目の正直で、喜びはひとしお」と笑みを浮かべる。 (久我玲)
 同協会が発行する今月の会報で結果が発表された。レースは三〜五月にかけて、最短四百キロから最長千キロまでの距離別に四種目で行われた。上位10%以内に入れば一ポイント獲得でき、各種目二羽までエントリーできる。北口さんは全種目で八羽すべてが上位10%に入り、最高得点の八点を獲得。北陸ブロックで参加した六十八人の中で一番になった。
 「妻からの電話でホッと胸をなで下ろした」。北口さんは五月初旬にあった最も長い種目の桜花賞(九百〜千キロ)を振り返った。同月九日早朝、北海道南幌町からハトを放した。鳩舎がある小松市まで、二羽は約九百キロの道のりを飛び続け、戻ってきたのは十日早朝。妻の悦子さん(68)からの電話で知らされたという。「絶対に戻ってくると知っていても、やっぱり心配だからね」と北口さんは話す。
 仕事盛りの三十代前半で鳩レースを始めた。「自分で育てたハトが大空を飛んで、また家に戻ってくるというロマンがある」と魅力を語る。自宅から五百メートル離れた倉庫を買い取り、鳩舎に仕立てた。子どもを産む「種鳩」と、レースに出場する「選手鳩」の計百七十八羽を育て、毎朝晩にエサをやるなど世話を続ける。今後の目標は全国で十位以内に入り、「日本優秀鳩舎賞」を取ること。「ハトと自分の健康管理に気を使って、達成したい」とさらなる意欲を見せる。

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