センバツ準V近江 エース山田陽翔が圧巻の今夏初登板 6回2死まで完全、最速149キロ【高校野球】
2022年7月25日 11時15分
◇25日 全国高校野球選手権滋賀大会準々決勝 近江10―0伊吹(6回コールド、オセアンBCスタジアム彦根)
今春センバツで準優勝した近江のドラフト候補右腕、山田陽翔投手(3年)が今夏初登板で先発。今春の近畿大会準決勝・大阪桐蔭戦以来の公式戦マウンドで、6回2死まで1人の走者も出さない完全投球を繰り広げた。6イニングを完投し、1安打無失点、9奪三振の快投で4強に導いた。
まさに圧巻の投球だった。立ち上がりから140キロ台中盤の直球で打者を押し込み、三振の山を築いた。3回2死では相手9番打者を自己最速タイの149キロ直球で見逃し三振。多賀監督が「最高のボールだった」と評した一球でさらに加速した。6回2死から遊撃への内野安打を許し、完全試合も無安打無得点試合も消えたが、山田は「意識していなかった。低めに投げ切れたので成長しているのかな」と納得の表情を見せた。
初戦、2戦目は右翼で出場。登板がなく、不安視された面もあった。だが、多賀監督は「(当初準々決勝の予定だった)24日に合わせろ、と話していた」と計画通りであることを明言。さらに、「期待以上。チームが変わった」とエースの今夏初マウンドを振り返り、「僕もファンです」と思わず“告白”するほど山田にほれ込んでいる。
▽楽天・後関スカウト部長「投手で十分いける。ボールが強いし、コントロールも思った以上にいい。何よりハートが強い。プロ向きです」
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