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能嶋宏弥が初の王者 薬師寺保栄会長と力強く抱き合う【ボクシング WBOアジアパシフィック】

2022年7月24日 20時33分

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薬師寺会長(左)との記念撮影で笑顔を見せる能嶋

薬師寺会長(左)との記念撮影で笑顔を見せる能嶋

  • 薬師寺会長(左)との記念撮影で笑顔を見せる能嶋
  • 野中(手前)を攻める能嶋
ボクシングのWBOアジアパシフィック・ミドル級タイトル戦が24日、堺市産業振興センターで行われ、挑戦者で同級9位の能嶋宏弥(26)=薬師寺=が同級王者の野中悠樹(44)=渥美=を6回1分1秒TKOで破り、初めて王者となった。野中は3度目の防衛に失敗した。
   ◇   ◇
 下馬評を覆した。6回、能嶋は怒濤(どとう)のラッシュをたたき込んだ。レフェリーが試合を止めると、コーナーポストに上り、両手を挙げて絶叫。「しゃあ!」。そして、セコンドを務めた元WBC世界バンタム級王者の薬師寺保栄会長(54)と力強く抱き合った。
 「とてもうれしい。自分の距離で戦うことができた。ウエルターの持ち味を出してミドルの選手と戦うことができた」
 2階級下のウエルター級を主戦場とする能嶋にとってミドル級、10回戦、そしてタイトル戦も初めてだった。さらに相手は経験豊富な国内現役最年長。「みんな、チャンピオンが勝つと思っていたはず。見とけよ、コノヤローって思っていた」とは薬師寺会長。不利な戦いになるかと思いきや、展開は全く違った。
 「野中選手には直線的な攻撃が有効だと思った」。能嶋は1回からジャブ、ストレートを当て、3回にはダウン寸前まで追い込んだ。主導権を握り、6回にはカウンターのワンツーでダウンを奪い試合を決めた。
 富山商高では野球部に所属し、中京大入学後にボクシングを始め、2年時に薬師寺会長と出会い大きな成長を遂げた。くしくも22日は薬師寺会長の誕生日。「(当日に)おめでとうございますって言ったら、もっといいプレゼントくれよって言われたんです(笑)」。つかんだ金星が何よりの贈り物になったに違いない。

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