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国実証事業 小松で開始 下水コロナウイルス濃度調査

2022年7月22日 05時05分 (7月22日 10時03分更新)

感染拡大防止対策に期待

 下水に含まれるウイルスを検査することで、新型コロナ感染症のまん延状況を把握する国の実証事業が今月、小松市で始まった。感染拡大防止に向けた効果的な対策につながることが期待されている。来年一月末まで実施する。 (坂麻有)
 調査は「下水サーベイランス(監視)」と呼ばれ、全国二十の地方公共団体で実施する。小松市は、下水疫学を研究する金沢大、富山県立大、農業機械大手クボタ(大阪市)と協力する。小松市鶴ケ島町の下水処理場「中央浄化センター」などで、家庭や学校、企業などから排出された下水を定期的に検査し、新型コロナウイルスの濃度を調べる。ウイルスの増加が認められた場合に、市民への警戒呼び掛けに役立てることを目指す。
 無症状の感染者が増えた場合、PCR検査によるまん延状況の把握は難しいが、下水の調査によって数日先の感染動向の予測も可能になるという。市ではノロウイルスやインフルエンザの把握も研究する。
 市上下水道局の担当者は「先進的な研究にフィールドを提供することで、広く市民の役に立てれば」と期待する。

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