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【石川】関空−能登 24年就航計画 ジェイ・キャス 志賀に準備室

2022年7月21日 05時05分 (7月21日 09時56分更新)

▽富山には3便

 新規航空会社のジェイ・キャス(東京)が関西空港と富山空港(富山市)、能登空港(石川県輪島市)などを結ぶ路線を二〇二四年中に開設しようと準備を進めている。当初の目標は二一年だったが新型コロナ禍で計画を延期し、訪日外国人観光客の増加が見込まれる二五年の大阪万博前に変更した。今月八日に石川県志賀町に北陸準備室を開設した。今後、地元企業へ協力を呼び掛けていく。(瀬戸勝之)
 この会社は羽田空港が中心である現在の航空路線に対し関西、中部空港などを核とした地方路線のネットワークをつくろうと一八年十月に設立。白根清司社長は日本航空出身でスカイマークの創設に携わった。
 初年度に計画するのは富山空港が一日三便(往復)、能登空港が一便。他に米子空港(鳥取県境港市)が二便、石見空港(島根県益田市)が一〜二便で、計七〜八便の就航を目指している。飛行時間は一時間〜一時間半で、料金はJRの特急料金並みにする予定だ。
 二年目以降には富山空港と中部空港、福岡空港を結ぶ路線なども順次就航させ五年後に十六路線、一日計二十八便を計画している。
 機材は欧州の航空機メーカー・ATR社製の七十〜八十人乗りの小型ターボプロップ機「ATR72−600」で、当初は二機をリースする。ターボプロップ機はガスタービンでプロペラを回し、噴射する燃焼ガスも飛行に使う。ジェット機より燃費が良く、騒音も小さく近距離飛行に適するという。パイロットや客室乗務員、整備士などを雇用し約百人態勢でスタートする。
 全体の準備資金として三十億円の調達が必要で、就航先の地元企業からの出資や政府系金融機関からの借り入れで賄う。最短で二三年十一月に国から運航認可を取得し、二四年春〜夏の就航を思い描く。
 能登では、ツーリングによる観光振興を図る石川県自転車競技連盟の日高明広代表理事が代表取締役を務める日高機械エンジニアリング(志賀町)社内に北陸準備室を設けた。
 白根社長は「就航先はいずれも文化や食材に恵まれた魅力ある地域。利便性が向上すればビジネス、観光両面で人の交流が活発化し、地方創生につながるはずだ」と話している。

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