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練りきりで「Kawaii」和菓子 浜松のたなかさんが魅力発信

2022年7月19日 05時05分 (7月19日 05時07分更新)
「かわいい練りきり」を考案した、たなかちさとさん=浜松市中区で

「かわいい練りきり」を考案した、たなかちさとさん=浜松市中区で

  • 「かわいい練りきり」を考案した、たなかちさとさん=浜松市中区で
  • 代表作の「プラネット練りきり」=たなかさん提供
 新感覚の和菓子の魅力を発信している「たなかちさと」さん(42)=浜松市中区=がカラフルな宝石のような和菓子の普及に励んでいる。その名も「Kawaii(かわいい)練りきり」。見た目の美しさから海外の美術展にも出展するなど注目を集めている。 (木谷孝洋)
 練りきりは和菓子の一種で、ベースの白あんを着色し、四季折々の植物などに成形する。かわいい練りきりは伝統的な和菓子の意匠にこだわらず、キャラクターや小物を表現するのが特徴だ。
 代名詞となっているのが、惑星を題材にした「プラネット練りきり」。マーブル状に着色したあんの表面に寒天を塗ってつやを出し、宇宙に浮かぶ星を表現した。商標登録も済ませている。
 たなかさんは「和菓子は難しいというイメージがあるが、工程が少ないので実は気軽にできる。自由な発想でつくれるのが魅力」と話す。
 たなかさんは元々、クッキーに色鮮やかな装飾を施す「アイシングクッキー」の講師を務めていたが、自身が好きな和菓子にも挑戦しようと二〇二〇年から練りきりの教室を開始。作品を交流サイト(SNS)で発信したところ人気を集め、これまでに延べ約二百人に作り方を伝授した。昨年には本も出版し、関東の和菓子店から「デザインを使いたい」との相談も来るようになったという。
 さらに東京の美術プロモーション会社の目に留まり、六月にはスペインのバルセロナとフランスのパリで開かれた美術展にかわいい練りきりの写真を出展。たなかさんもバルセロナの会場を訪れ、現地の人から「これが本当に食べられるの」など反応を受けたという。
 年内には商品化を目指すなどビジネスの可能性は広がるが、たなかさんが大切にするのは「自由な発想で物事に挑戦する気持ち」だ。
 「ネガティブな性格で他人と比べがちだったが、オリジナルなものなら誰とも比較しなくていい。自分には価値があると信じて行動することの大切さを伝えていきたい」と話している。

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