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万葉歌碑の 英訳解説板 高岡市内に12カ所新設

2022年7月16日 05時05分 (7月16日 12時39分更新)

歌碑(奥)の前に設置した解説板を除幕した角田悠紀市長(左から2人目)やピーター・マクミランさん(右)=高岡市万葉歴史館で

 日本観光振興協会(東京都)が進める地域ブランド開発のモデル事業に選定された高岡市の「万葉歌碑魅力発信プロジェクト」の一環で、市内の万葉歌碑十二カ所に英訳付きの解説板が新設された。お披露目式が十五日、同市万葉歴史館であった。(武田寛史)
 同市は、万葉集を編さんしたとされる奈良時代の歌人大伴家持(おおとものやかもち)が越中国守として赴任した地であり、市内には歌碑が多い。インバウンド(外国人旅行者)も含めて世界に万葉集の魅力やゆかりの地を発信するため英訳を加えた。万葉集などの英訳に取り組むアイルランド出身の日本文学者ピーター・マクミランさんが歌を翻訳。歌碑は、市内五十二カ所にある。プロジェクトではうち十二カ所の十一首に解説板を付けた。

現代語訳と解説、英訳などを記載した解説板=高岡市の道の駅雨晴で

 お披露目式では、角田悠紀市長、同協会の皆見(みなみ)薫常務理事、坂本信幸館長、マクミランさんらが解説板を除幕した。

 角田市長は「万葉集は市の重要な歴史文化資産。未来につなげたい」とあいさつし、皆見専務理事は「交流人口の拡大や地域経済の活性化を展開してほしい」と述べた。
 坂本館長とマクミランさんの講演もあり、坂本館長は「歌碑巡りは日本の文化を巡る旅になる」、マクミランさんは「歌碑がある景観を守り、万葉集を世界に発信する出発点」と語った。
 プロジェクトでは同日にウェブサイト「万葉歌めぐりの旅」を開設し、リーフレット作成も進めている。同協会からの委託料千二百万円を事業費に充てた。リーフレットは九月中に作成し、十月七〜九日に同市内で開かれる高岡万葉まつり「万葉集全20巻朗唱の会」で活用する。

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