12球団スカウト22人の前で決勝3ラン プロ注目遊撃手イヒネの快打で愛知・誉が初戦突破【高校野球】
2022年7月13日 18時13分
◇13日 全国高校野球選手権愛知大会2回戦 誉7―6中部大第一(小牧市民)
誉が初戦を突破した。プロ注目のイヒネ・イツア遊撃手(3年)は決勝3ランを含む2安打4打点でチームを3回戦進出に導いた。
夏の初戦でイヒネがみせた。4―4の同点で迎えた8回。1死一、三塁で打席に入ると1ボールからの2球目をフルスイング。完璧にとらえた打球は右翼フェンスを軽々と越える特大3ランとなり、「打った時にいくかなとは思っていた。チームの勝利に直結してくれてよかったです」と白い歯をみせた。
両親はナイジェリア人で身長184センチ、体重83キロと恵まれた体格を誇る。50メートルを6・2秒で走る脚力と「遠投なら100メートルは余裕」と話す強肩を兼ね備え、守備では外野の芝と土のグラウンドの境を定位置にし、「深い位置から強い送球を意識している」と守備範囲は広い。
この日のスタンドではプロ12球団計22人のスカウトが集結。広島の松本スカウトは「脚も肩もあってバッティングも柔らかい。大型ショートとして鍛えたら面白い」と太鼓判を押す。中日の清水スカウトも「身体能力が高くて楽しみな存在。今年の愛知で一番の野手ではないか」と話した。
進路は「高校からプロ入り」を希望。チームとしても自身としても最高のスタートを切り、「負けたら終わりのハラハラする展開。いいチームといい緊張感で戦えて今までで一番楽しい試合だった」と満面の笑み。この夏はチームの勝利とともに自身の夢もつかみ取る。
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