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【石川】「化学ってかわいくて美しい」 小松の中2・木下さん 最年少「理検ドクター」

2022年7月6日 05時05分 (7月6日 09時52分更新)
最年少の13歳で理検ドクターの認定を受けた木下真菜さん=石川県小松市サイエンスヒルズこまつで

最年少の13歳で理検ドクターの認定を受けた木下真菜さん=石川県小松市サイエンスヒルズこまつで

探求心 学びの場求め続ける
▽高校基礎「化学2級」
▽高卒並み「漢検2級」

 石川県小松市御幸中学校二年の木下真菜(まな)さん(13)が、日本理科検定協会(茨城県つくば市)の「理検ドクター」に史上最年少で認定された。高校の基礎レベルの化学二級と、高校卒業並みの漢字検定二級に独学で挑んで合格し、条件をクリアした。金属の炎色反応などの動画を見るのが好きで、実験に憧れてきた。「化学ってかわいくて美しい」と魅力を語る。(井上京佳)
 理検ドクターは、この協会が二〇一八年、主催する理科検定(理検)の上級合格者の活躍する場を広げようと始めた。理検の物理、化学、生物、地学の二級以上を二科目以上合格するか、理検の一科目に加えて漢字や英語、数学など他教科の検定で二級以上を取得すれば認定される。全国には木下さんを含め二十人。
 木下さんは物心ついた頃から理科が大好き。庭のダンゴムシを何時間も観察し、水族館に行けば八時間以上滞在するほどの熱中ぶりだった。
 化学の勉強を始めたのは、中学一年の時。誕生日プレゼントで、中学二年から高校化学基礎までの教科書を母に買ってもらったのがきっかけだった。学校の休み時間に読み進め、化学二級に挑戦することにした。
 苦労したのは化学にも必要な数学の計算。問題を解くためには中学三年レベルの知識が必要だった。行き詰まっていたところ、交流サイト(SNS)を通じて、理検ドクターの岩手県の男子高校生から手作りの解説集の提供を受けて乗り越えた。休み時間に勉強を続け、今年二月に化学二級に合格した。
 理検ドクター制度を知り、理科の次に国語が得意だったため、日本漢字能力検定二級に挑戦。全ての常用漢字という出題範囲の広さに苦戦しながら、六月二十三日に六回目の挑戦で合格し、認定された。
 学びの場を求めて、今月から福井工業高専(福井県鯖江市)の小中学生対象の研究者育成プロジェクト「ジュニアドクター育成塾」に参加する。
 理検ドクター認定後、小松市内のイベントではスライム作りの教室で講師を務めた。「人見知りで話すのは苦手だけど、理科の楽しさを伝えるボランティアに参加したい」と意欲を見せる。

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