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夏マイカ期待 若狭湾

2022年7月6日 05時05分

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胴長25センチのマイカを手に胴突き組の嶋田さん

胴長25センチのマイカを手に胴突き組の嶋田さん

  • 胴長25センチのマイカを手に胴突き組の嶋田さん
 今シーズンは5月大型連休前から異例の早さで釣れだした若狭湾の夏マイカが、浅棚でも当たるようになってきた。ブームのイカメタル釣法がますます席巻しそうだが、これから新群れが到来して胴突きファンも含め楽しめるものと期待が高まっている。今回は最近の同湾マイカ釣り事情についての考察もお届けしたい。 (中日釣ペン・向井直)
 6月19日午後6時、福井県美浜町の早瀬漁港から「新漁丸」のおやじ船長の船に12人が乗り合って出た。イカメタル専用の息子船が休船のため、メタル組10人、胴突き組2人だ。同45分、美浜沖水深73メートルのポイントにアンカーが入った。逆潮のため、胴突き組の私と愛知県一宮市の嶋田茂雄さん(82)は最潮上の左舷トモから並んだ。
 ハリス6号10センチ、オレンジしまなど2号エギ2本と、赤緑など硬質発泡浮きスッテ2・5号3本の胴突き仕掛けを80号のオモリで下ろした。明るいうちは底狙いだ。7時すぎに船の照明が点灯されると、ミヨシ側のイカメタル組に胴長15センチ前後のマイカがボツボツ。嶋田さんは23センチのスルメイカを上げた。
 しばらくして私の竿にも底でマイカが乗ってきたが、上げる途中で右舷胴の間のメタルの人とオマツリした。私のスッテのハリスを切ってオマツリを外したがマイカはバラシ。その後も底で乗せるとオマツリするため、中層を探っていると、8時すぎに55メートルあたりで乗った。18センチのマイカが赤緑の浮きスッテを抱いていた。
 その後は40〜30メートル前後でマイカが当たりだし、左舷ミヨシの愛知県豊田市の近藤広樹さん(58)らメタル組が良型交じりでボツボツ上げたが、私たちは不調。嶋田さんは水中ライトを付けてスルメを追加。嶋田さんの仕掛けには25センチのマイカも乗った。
 9時すぎ、船中を見て回るとメタル組でもトモ側は不調だ。逆潮でトモ側は船のぶれが大きく、二枚潮気味でもあるのでマイカのアタリが取りにくいのだ。終盤に右隣のメタルの人が底でも乗ると教えてくれたが、私はオマツリ回避で中〜上層を探り、20センチ前後のマイカ、同型スルメを追加して11時半に納竿。
 竿頭は近藤さんで胴長13〜30センチのマイカ18杯と20〜25センチのスルメ5杯。マイカは両舷ミヨシと右舷胴の間の3人が2ケタで、ほかのメタル組7人は6〜9杯。胴突き組は2人とも4杯だった。最潮上、重いオモリもマイカの微妙なアタリを取りにくくした。
 乗合料金1万2500円、氷付き。(問)新漁丸=(電)080(8690)5017
 【見通し】6月中旬は新漁丸の竿頭でマイカ20杯までの日が多かった。6月下旬になって越前岬に当たる対馬海流の反転流の若狭湾内への流れ込みが顕著になり(気象庁海流予想図)、この海流に乗って山陰沖からマイカの濃い群れの到来が期待される。海流の流れ込みによる速い潮が収まると、マイカの数が伸びるだろう。これから水深20メートル〜水面下でも乗り、梅雨明け後は星空の下で風情あふれる夏マイカが楽しめるだろう。
 【若狭湾マイカ釣り事情】近年のイカメタルブームは、今年に入ってさらに加速している。イカメタル用品メーカーの戦略もあるが、ゲームフィッシング的な釣法が若い人を中心に人気が高いのだ。マイカが浅棚で釣れるようになると、胴突き組はますます肩身が狭くなる。
 かなり高価なメタルスッテ、極細の道糸を使うメタル組の中には、胴突き組との混在を嫌う人もいるので、今季は胴突き組お断りの船が増えている。新漁丸おやじ船も土曜日はメタル専用だ。このため、胴突き組が乗れる船に殺到し、その船の数十年来の常連が乗れない事態も生じている。乗れてもメタル組が圧倒的に多い場合、この日のように苦戦の憂き目に遭うことが多い。
 浅棚で釣れる夏マイカ最盛期入りに当たり、胴突き組も含めより多くの人が楽しめるよう、混在船では胴突き仕掛けはスッテ5本まで、ハリス間隔1.5メートルまでに制限。メタル組が多数の場合は胴突き組の道糸はPE1号程度、スッテは3本までに制限してはどうだろう(この場合、オモリは30号程度でよく、メタル組と勝負できる)。

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