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猛変革の米PGAツアー 新リーグ『LIVゴルフ』に選手流出止まらず…攻防の行方は【武川玲子コラム】

2022年7月5日 15時00分

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松山英樹(AP)

松山英樹(AP)

 米PGAツアーの変革が猛スピードで進む。サウジアラビアのオイルマネーがバックアップする新リーグ「LIVゴルフ」への選手流出が止まらない中での対抗策だ。
 もちろん、目玉として来季(2022~23年シーズン)の賞金額は大幅にアップされる。年間で計5400万ドル(約73億円)を増額し、8大会は2000万ドル(約27億円)規模で繰り広げられる。秋にはトップ50選手による高額賞金の3大会を組み込んだ。インターナショナル・シリーズと銘打ち、欧州、アジア、中東を舞台に開催。個人戦とチーム戦が行われる。
 ツアースケジュール、シード権も刷新する。24年からはカレンダーと同じように1~12月を1シーズンとする。シード権を巡っては、シード権獲得が確約されるプレーオフへ進める人数を125人から70人に削減した。その代わりに、ここ10年は下部ツアーにしかつながっていなかった最終予選会を見直し、PGAツアーに門戸を広げる。下部ツアーからの昇格人数も増やした。
 欧州ツアーとの連携強化にも着手した。資金をバックアップし、欧州ツアーの今後5年間の賞金を増額する。23年からは年間トップ10選手にPGAツアー出場権を用意した。欧州ツアーの出場枠も南アフリカのサンシャインツアー、オセアニアのオーストラレイジアツアーに広げる。
 「世界中の実力のある選手がトップツアーで活躍できるチャンスをつくれた」。欧州ツアーのペリー会長は、PGAツアーを頂点とするピラミッドの完成に胸を張る。
 今週は米、欧州初の共催試合となるジェネシス・スコットランドオープンが7日に開幕する。松山英樹ら世界ランキングトップ15のうち14人が出場し、翌週の全英オープン前哨戦として注目される。ブルックス・ケプカ、ブライソン・デシャンボー(ともに米国)らがLIVゴルフへと参戦を決行する中、流出を止められるか。まだまだ攻防が続く。(全米ゴルフ記者協会会員)(写真はAP)

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