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訴えネットも「主戦場」 拡散力、スピード感で若者にPR

2022年7月5日 05時05分 (7月5日 12時27分更新)
候補者のSNSに掲載する動画を撮る陣営関係者=桑名市で

候補者のSNSに掲載する動画を撮る陣営関係者=桑名市で

 十日投開票の参院選で、三重選挙区(改選数一)に立候補している新人四人も交流サイト(SNS)などを積極的に活用し、インターネット上でも選挙戦を展開している。街頭演説や個人演説会など対面の活動では出会えない有権者にも支持を広げようと、「情報戦」を繰り広げている。 (竹田佳彦、鎌倉優太、寺岡葵)
 ネット上を中心に広がりを見せる政治団体「参政党」の新人堀江珠恵さん(47)の陣営にとって、ネットは主戦場の一つだ。
 SNS担当スタッフが毎日数回、参政党三重支部の写真共有アプリ「インスタグラム」やツイッター、フェイスブックを更新。街頭演説の動画に加えて、主張に関連したサイトや動画に誘導する。
 陣営幹部は「(口コミなどに比べ)ネットは訴えの広がり方や早さが違う。興味を持った有権者に、より理解を深めてもらえる」と強調。知名度を上げるために有効だと話す。
 無所属新人の芳野正英さん(47)=立憲、国民推薦、社民支持=の陣営は、若者の利用が多い動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」も導入。親しみを感じてもらおうと、自身の切れの良いダンスを披露している。
 無料通信アプリ「LINE(ライン)」も活用する。陣営が配る名刺やチラシのQRコードをスマートフォンなどで読み込めば、選挙運動の日程や政策が一覧できる。SNS担当者は「情報の拡散力に期待している」。無党派層の掘り起こしへ、ネット上で芳野さんが語るライブ配信もする。
 四人のうち、ツイッターのフォロワー数が最多の約三千九百を誇るのはN党新人の門田節代さん(54)。前回出馬した二〇一九年参院選の政見放送がネット上で話題となり、今回も注目を集める。
 選挙運動では、街頭演説よりもネット上での訴えを重視。自ら編集した動画を時折投稿し、ツイッターも毎日数回更新する。
 「小学校低学年でも分かるように」がキーワード。コピーライターの本を読み込み、有権者の共感を得る表現を模索する。投稿には「分かりやすい」とのコメントがつくこともある。
 「今日も一日頑張るぞ、オー!」。自民新人の山本佐知子さん(54)=公明推薦=は三日朝、桑名市内で支援者と三十秒の動画を撮ると、すぐにスタッフがツイッターに投稿した。臨場感とスピード感を重視する。
 候補者の予定はライン、年配の利用者が多いフェイスブックでは長めの文章で政策をアピールするなど、目的や利用者層によって複数のSNSを使い分ける。SNSの告知を見て演説を聞きに来る人がいる一方、「基本的に政治は“映え”ない」と陣営担当者。若者の心をどうつかむか、頭を悩ませている。

 インターネットでの選挙運動 2013年4月の公職選挙法改正で解禁された。有権者が候補者をよく知り、政治参加できるよう後押しすることが狙いで、ホームページやSNS、動画共有サービスなどが活用できる。候補者本人か政党に限り、メールで選挙運動用の文書を送ることも可能になった。


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