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若者4人、演説こう聞いた 身近な政策に期待

2022年7月5日 05時05分 (7月5日 05時07分更新)
 十日の投開票に向けて、論戦が続く参院選。八人が立候補した静岡選挙区では、一票を託す先を選ぼうと若者たちも各候補者に視線を注いでいる。街頭や個人演説会などで、候補者の訴えを聞いた県内の若者四人に感想を語ってもらった。果たして、候補者たちの訴えは彼らの心に響いただろうか−。 (佐々木勇輝、高橋雅人)
 「目を合わせてくれた。声も聞き取りやすく、さわやかに感じた」。浜松市西区の食料量販店駐車場で、演説を聞いた静岡大三年の小林寛明さん(20)は、候補者を好評価。燃料高対策の話になると、ガソリンスタンドで働く父を思い浮かべ「自分たちの生活にも影響がある話が聞けて身近に感じた」と振り返った。
 一方、候補者に同行していた白いワイシャツ姿の男性たちには「ここはスーパー。ちょっと場違いで、威圧感があった」。候補者が話す前には地元市議ら五人が登壇。「暑いし、早く本人に出てきてほしかった」と炎天下での長時間の演説に首をかしげた。
 伊豆の国市の商業施設の駐車場で演説を聞いた静岡県立大四年の中村早希さん(22)は、ポロシャツ姿の候補者や陣営に「カジュアルで連帯感も感じた」。
 しかし、就職活動や卒論、週二十時間のアルバイトもこなす自身の生活を踏まえ「奨学金制度など若い人向けの話がなかった」と演説にはがっかりした様子。候補者はコロナ禍やエネルギー問題などの社会課題を列挙したが「熱量は伝わったけど、具体的に何に取り組むのか、未来の行動が見えない。授業のように要点をまとめたボードも欲しかった」と注文した。
 浜松市内の予備校に通う近藤遼太郎さん(19)は、同市中区の個人宅で開かれた個人演説会に参加。有権者からの質問や要望をメモしながら聞く候補者の姿に「街頭演説とは違って新鮮だった。すごく良かった」と好印象を抱いた。
 参加者は高齢者が多かったが、候補者は少子化についても語った。「あの年代の人たちの前で、若い世代への政策を話すのは良い意味で意外だった」と驚いた表情。「少子化は年金の安定支給にも影響する。長期的な発想を持ってもらいたい」と期待した。
 静岡文化芸術大四年の橋本成美さん(21)は、帰宅途中の高校生らが行き交うJR掛川駅前で耳を傾けた。現在の心配は奨学金の返済。憲法や外交問題が中心だった演説に「学費や子育て支援の話がもっとあれば若い人にも響いたと思う」と物足りなさを口にした。
 「周りにいる人たちの年齢が高めだった」と支援者の年齢層にも着目。インスタグラムなど候補者の交流サイト(SNS)もチェックし「調べたけど、すぐには出てこない。政治家の側が若者に寄ってきていないとも感じる」と話した。

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