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【競馬】18歳今村聖奈騎手と67歳国枝栄師を結ぶ不思議な縁 JRA調教師を2人も出した小さな町

2022年7月5日 06時00分

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3日のCBC賞を制した今村聖奈

3日のCBC賞を制した今村聖奈

  • 3日のCBC賞を制した今村聖奈
  • 国枝栄調教師
◇記者コラム「ターフビジョン」
 3日に小倉競馬場で行われたCBC賞で、新人女性騎手の今村聖奈(18)=栗東・寺島=が重賞初騎乗初勝利を飾った。軽ハンデ48キロの恩恵はあったとはいえ、見事にチャンスを生かしたところがすごい。レース後のインタビューでもハキハキと答えており、「これで本当に18歳?」「素敵すぎる」―とSNSでも話題を集めていた。
 だが、記者には前日2日にもっとうれしい出来事があった。国枝栄調教師(67)=美浦=が、函館10Rで管理するクライミングリリーが1着となり、史上15人目、現役最多となるJRA通算1000勝を達成したのだ。「これでプレッシャーから解放されてホッとしている」と語ったのは、いかにも同師の人柄を表している。
 ちょうど1年前、岐阜県本巣郡北方町出身の2人のJRA調教師を特集した記事を本紙で掲載した。国枝師は同町出身で、拙い記者の取材を快く受けてくれた。「小さな町から2人出ただって。たまたまだよ」と優しくほほ笑んでいたが、もう1人の同町出身、寺島良調教師(41)=栗東=が今村の師匠というのもなにかの因縁か。
 常に国枝師の前を走っていた藤沢和雄元調教師が今年2月で定年引退。これからは同師が中央競馬を引っ張っていく存在となる。藤沢和雄元調教師から祝福の連絡があったようで、通算勝ち星(1570勝)では及ばないが、「ダービー2勝でフジさんを抜きたい」と周囲の笑いを誘った。
 いつも未来の競馬サークルのことを考えており、定年まであと3年ちょっとになっても立ち止まることを知らない。記者にとってこんなに素晴らしい人生の先輩はいない。
(花岡敦史)

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