本文へ移動

<現場から> (6)オンライン診療 医療の情報共有が大切

2022年7月4日 05時05分 (7月4日 11時58分更新)
神島への定期船が欠航し、鳥羽市本土の診療所で待機する小泉さん=同市の休日・夜間応急診療所で

神島への定期船が欠航し、鳥羽市本土の診療所で待機する小泉さん=同市の休日・夜間応急診療所で

 東海地方が梅雨入りした六月十四日。悪天候で、鳥羽市に四つある離島のうち、市本土から十四キロと最も遠い神島を結ぶ市営定期船は終日欠航。島の医療を担う神島診療所の医師小泉圭吾さん(44)の姿は、市本土の休日・夜間応急診療所にあった。
 平日は伊勢市の自宅から島に通っており、欠航などで不在の時は同診療所に待機し、住民の診療に備える。そこで活用しているのがオンライン診療のシステムだ。「以前だと欠航時はここにいるだけだった。メリットは大きい」
 島に常駐する看護師が携帯型機器で患者の体温や血圧、脈拍などを測定すると、瞬時に小泉さんが持つ端末に表示される。モニター越しに顔を見ながら会話もできる。
 こうした対応は、情報通信技術(ICT)の活用を離島振興につなげる国土交通省の実証調査事業に鳥羽市が応募し、二〇二〇年十一月に始まった。二一年四月からは市がシステムの維持管理費などを予算計上して継続している。
 神島を含む四離島の人口はこの五年で約15%減少。約三百人が暮らす神島の高齢化率は今年50・5%に達し、全国平均の28・9%を大きく上回っている。過疎や高齢化が進む離島、へき地の医療確保は全国的な課題だ。...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

開票速報

参院選2022
参院選2022

関連キーワード

おすすめ情報

参院選 三重の新着

記事一覧