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人集う場へ 戦略に差 最後の日曜 県内候補者奔走

2022年7月4日 05時05分 (7月4日 09時57分更新)

▽自民→河北郡市「在宅の休日狙い」
▽野党・政治団体→金沢「支持なし層掘る」

 十日投開票の参院選は三日、選挙前最後の日曜日を迎え、石川選挙区の候補者たちは各地で支持を訴えた。組織力を持つ自民が金沢市近郊に足を延ばした一方、野党・政治団体勢力は大票田の金沢に集中。比例票獲得も含め、人が行き交う場所に狙いを定めた。
 金沢のベッドタウン、河北郡市を回った自民現職の岡田直樹さん(60)。陣営は在宅の休日を狙った。
 かほく市のJR宇野気駅前で、岡田さんは原油高や物価高を踏まえた緊急総合対策について「反対票を投じた一部の野党では、この物価高を抑えられない。参院選後にはすぐに大きな経済対策を打ち、皆さんの生活を支えたい」と訴え、政策の実行力を強調した。

候補者の訴えに耳を傾ける若者=3日、金沢市内で(一部画像処理)

 これに対し、野党や政治団体陣営は金沢市に根を張り、支持なし層の掘り起こしを図った。
 立民新人の小山田経子(おやまだつねこ)さん(44)の陣営は十分に回れていなかった金沢市北部を中心に展開。小山田さんは神谷内交差点で「この物価高はそもそも前々首相の経済政策によるものだ。決断と実行と言っている今の首相も何も対策を打とうとしない」と批判。「今必要なのは、人への投資。少子化や過疎化に手を打たなくては、地方が消滅しかねない」と訴えた。
 この週末、金沢に張り付いた共産新人の西村祐士さん(67)陣営。比例票もにらみ、夕方、市外からも人が集まる兼六園下で「共産を伸ばしていただいてこそ、暮らしを守る新しい政治が実現できる」と強調。大企業や富裕層に負担を求め、減税や賃上げを果たす考えを示し「大企業から一切献金を受け取っていない政党だからこそ、こうした提案ができる」とアピールした。
 N党新人の山田信一さん(51)は、夕方から買い物客らが行き交う金沢市の繁華街へ。片町の大型商業施設前では経済対策を中心に訴え「減税をした上で経済を回す。稼げる人がどんどん稼げる世の中にならないと、弱い人を守れない」と指摘。「なぜ今の日本が停滞しているのか。与党にやる気がないからではないか」と強調した。
 ちょうど同じ頃、「参政党」新人の先沖仁志さん(46)陣営も香林坊に立った。先沖さんは「減反政策でもうからないから、農業の担い手がいなくなる。そんな政策をしてきた自民党に何となく入れるのはもうやめよう」と強調。党県支部長の川裕一郎県議も「もう少し世論が高まれば、比例の議席も複数取れる」と支援を求めた。
 「維新政党・新風」新人の針原崇志さん(50)は正午ごろ、買い物客が行き交う無量寺の大型商業施設の周辺で拡声器を握った。「経済音痴の無能な自民党に任せていいのか」と指摘。消費税の廃止を唱え、財源の穴埋めに、国債の発行を提案。「デフレはお金の血行不良みたいなもの。積極的に国債を発行し、治療しないといけない」と述べた。

▽期日前投票 9万3086人

 十日投開票の参院選で、石川県選管は三日、期日前投票に参加した十一日間の累計投票者数を発表した。九万三千八十六人が投票し、この一週間で六万五千人近く増えた。
 投票者数が最も多いのは金沢市で三万二千六十六人。この一週間では二万一千五百人余り増えた。
 この一週間で増加率が最も高かったのは七尾市。一方、最も低かったのは野々市市だった。また、中能登町は前回二〇一九年参院選の十日間累計のペースを県内で唯一下回った。
◇各候補の3日の街頭演説はこちらの参院選特設ページでご覧になれます=

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