選挙戦残り1週間、政策議論に期待 ラストサンデーも候補者駆ける
2022年7月4日 05時05分 (7月4日 05時05分更新)
参院選のラストサンデーとなった三日、中部地方各選挙区の候補者は雨が降る中でも街頭でマイクを握ったり、支持者らと商店街を練り歩いたりして声を上げた。熱心に耳を傾ける有権者がいた一方、選挙戦終盤で自分の興味ある分野での論戦を期待する人もいた。
「豊かな日本をつくっていく。みなさんが笑顔になるよう頑張る」
愛知選挙区の候補者が名古屋・名駅近くで訴えを続ける中、愛知県豊田市から買い物に来ていた会社員橋口佳怜(かれん)さん(19)と、同僚の石田さつきさん(19)=は立ち止まらずに通り過ぎた。
「候補者が一生懸命なのは分かるけど、参院選では自分たちの世代のことがあまり語られていないような気がして…」と二人。いずれも投票には行くつもりだが、若者支援策に関する論戦がまだまだ足りないと感じる。橋口さんは「お金に困っている大学生や社会人になったばかりの人たちへの支援についてもっと議論してほしい」と願った。
滋賀選挙区の候補者が大津市内で演説する姿を眺めていた男性(70)は、年金に関するさらなる議論を望む。
数年前までタクシーの運転手をしていたが、体調を崩して退職。「収入を年金に頼るしかない」といい、「一...
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