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青木瀬令奈が涙の3勝目 毎晩書き続けた「ざんげノート」 生涯賞金も3億円突破【ゴルフ】

2022年7月3日 18時59分

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青木瀬令奈

青木瀬令奈

◇3日 女子ゴルフ 資生堂レディスオープン最終日(横浜市旭区・戸塚CC西C)
 前日単独首位に立った青木瀬令奈(29)が、連続ボギーの出だしから69とスコアを伸ばし、通算14アンダーで逃げ切り優勝を飾った。昨年6月サントリーレディス以来のツアー通算3勝目。2打差の12アンダー2位に吉田優利(22)=エプソン、菊地絵理香(33)、黄アルム(韓国)、11アンダー5位に勝みなみ(24)=明治安田生命=ら5人が入った。
 短いウイニングパットをカップに沈め、ボールを拾い上げると、青木は両手を上げて歓声に応えた。キャディーを務める大西翔太コーチとハグをした瞬間に両目が潤んだ。
 「この一年、毎日苦しかった。この3勝目で人生を変えられたと思います」
 昨年6月サントリーレディスでの2勝目以降、青木は自他ともに認める変貌を遂げてきた。「なぜ勝てないか、どうしたら勝てるのか、それだけを考えてきた」という。大西コーチは「技術でなく、一打に対する自分の持って行き方。覚悟を決めてボールを打つようになった」と説明した。
 この日は1打差単独首位からの最終日最終組。緊張もあった。1番ではガードバンカーから寄せワンならずのボギー。2番パー5ではティーショットをフェアウエーバンカーに打ち込み、グリーン手前カラーから3パットで連続ボギーをたたいた。しかし青木は「いったん追う立場になれたのが私にとってプラスの意味があったと思う」と振り返った。3番、4番で6メートル、3メートルを決めてバーディーを取り、すぐにスコアを戻すと、7番でも4メートルを沈めた。折り返し10~12番ではチップインを皮切りに3連続バーディーを奪い、ゲームを自分のものにした。
 「スコアボードは、18番グリーンに上がるまで見なかった」という。17番で1つボギーを出したが、最後は2打差のV。「トップで最終日を迎えて、そのまま勝ちきるというのを実現したかった。優勝だけにこだわってきたので、本当にうれしい。次の目標は年間複数回優勝です」。全国各地の神社巡りで神頼みも組み込みながら、毎晩「ざんげノート」と名付けたノートに自分の思いを書きつづってきた熱意がようやく報われた。
 生涯獲得賞金が3億円を突破。「不動裕理さんが大好きで、小学生時代は追っかけ。10億円稼げる選手になりたいと思ってプロになりました」と公言する青木は「これは不動さんへの第一歩。積み重ねていけるよう頑張ります」と決意表明した。20代最後の年、憧れのレジェンドを目指す険しい道はこれからだ。

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