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このアイス100%植物由来 愛知文教女子短大、食品3社と開発

2022年7月3日 05時08分 (7月3日 15時48分更新)
開発したアイスクリーム。右はきなこと黒蜜がけ=稲沢市のデイサービスセンター「ぴあおひさま」で

開発したアイスクリーム。右はきなこと黒蜜がけ=稲沢市のデイサービスセンター「ぴあおひさま」で

  • 開発したアイスクリーム。右はきなこと黒蜜がけ=稲沢市のデイサービスセンター「ぴあおひさま」で
  • アイスを食べた感想を聞き取る学生=稲沢市のデイサービスセンター「ぴあおひさま」で
 愛知文教女子短大(稲沢市稲葉)と県内企業三社が、植物性の材料のみで作った「プラントベース」のアイスクリームを共同開発した。乳や卵などの七大アレルゲンも排除した「皆で食べられる」アイス。今秋の商品化を目標に、学生は飲食店などで提供できるスイーツレシピの開発に励んでいる。 (寺田結)
 アイスの原材料は、豆腐と米粉、おからペースト、えごま油。大豆と米粉は国産で、えごま油には生活習慣病予防に効果的とされるオメガ3脂肪酸が含まれるなど、健康志向にこだわった。豆乳風味で一般的なアイスよりも溶けにくく、口に運ぶのが難しい子どもや高齢者でも、ゆっくりと時間をかけて食べられるという特徴もある。
 共同開発は昨年二月にスタート。大学と連携協定を結ぶ名古屋食糧(名古屋市)、おとうふ工房いしかわ(高浜市)、太田油脂(岡崎市)の三社と手を組み、各社が取り扱う米と大豆、油で「皆が一緒に安心して食べられるものを作ろう」と企画した。さまざまな食品を検討した上で、最もフードロスが少なかったアイスに決定。試作を重ねて、今月完成させた。
 次の目標は商品化だ。ここから仲間に加わった生活文化専攻の学生は、アイスを使ったスイーツのレシピを考案。六月十日には各社の担当者らの前で発表し、アイスを載せた米粉のパンケーキや、ブルーベリー味のスムージーの試食を行った。二十三日には稲沢市のデイサービスセンター「ぴあおひさま」を訪れ、高齢の男女約四十人にきなこと黒蜜をかけたアイスを食べてもらい、味の感想などを聞き取った。
 レシピ考案に携わる一年の大島彩音さん(18)は「高齢者の方からは、さっぱりとしていて舌触りがいいと言われた。特徴を生かした新しいスイーツを考えてみたい」と意欲を見せた。同年の桂川琴未さん(18)も「もっと多くの人に食べてもらえるように頑張りたい」と決意を新たにした。
 アイスは今秋、協力企業が運営する店舗で販売する予定。他にも、テーマパークやイベント会場での出店や、飲食店での提供などを目指している。

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