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若者の声 どう政策に ネット投票、被選挙年齢…

2022年7月3日 05時05分 (7月3日 12時05分更新)

候補調査 評価の一方「具体性を」

 若者の低投票率が叫ばれて久しい。本紙は若者に投票を呼び掛けるプロジェクト「イシカワ事変」と合同で、参院選富山、石川両選挙区の候補者に、次世代の担い手たちとの関わり方について尋ねた。寄せられた回答に対する率直な意見をメンバーに聞いた。
 イシカワ事変は、今年三月の石川県知事選を機に、県内や県出身の学生団体、社会人で発足。交流サイト(SNS)などを駆使し、若者に政治参加を呼び掛けている。知事選に続き、参院選でも学生が直接候補者にインタビューし、動画を「YouTube」で配信している。
 メンバーは知事選の際、若者に対する候補者のアピールが物足りなく感じたという。慶応大三年の内島駿介さん(20)は「奨学金に関すること以外、学生向けの政策が多くなかった」と振り返る。この実感は若者の投票行動に如実に表れた。知事選の投票率は全世代平均で61・82%に対し、年代別では二十代前半が36・2%と最低だった。
 今回の質問は「若者の意見を聞きながら、任期中に取り組みたい課題や政策は何か」と、若者が政治と関わり合える場面を候補者に示してもらうことにした。
 回答では、選挙のインターネット活用や被選挙権年齢の引き下げに触れた候補者がいた。内島さんは「この時代に投票に出向かなくてはならない不合理さを感じる人は多いし、就職や進学と同じタイミングで政界を目指せれば、選択肢が多様化する」と好意的に受け止めた。一方で、目標数値や期限などを具体的に挙げた回答がなく「曖昧な表現だと緊張感が感じられず、関心を持ちにくい」とも指摘した。
 津幡町の男性会社員(30)も、複数の候補者が寄せた「若者と関わりたい」との言葉に、具体性が乏しいとみる。「オンラインなどで気軽に話す場があれば、若者も政治を身近に感じられるのでは」と提案する。その上で「政治に感じる距離感は、人と人とのコミュニケーションで解決できるところがありそう」と話した。 (古谷祥子)

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