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小百合、主演映画『北のカナリアたち』公開10周年感謝の集いに“感激” ロケ地・礼文島を訪問 建物残り「役者冥利に尽きる」

2022年7月3日 08時00分

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撮影で使った学校の校舎をバックに笑顔を見せる吉永小百合(中央)と生徒役の6人。2012年の写真と同じように並んだ(左から)相良飛鷹、飯田汐音、菊池銀河、小笠原弘晃、渡辺真帆、佐藤純美音=北海道・礼文島の「北のカナリアパーク」で

撮影で使った学校の校舎をバックに笑顔を見せる吉永小百合(中央)と生徒役の6人。2012年の写真と同じように並んだ(左から)相良飛鷹、飯田汐音、菊池銀河、小笠原弘晃、渡辺真帆、佐藤純美音=北海道・礼文島の「北のカナリアパーク」で

  • 撮影で使った学校の校舎をバックに笑顔を見せる吉永小百合(中央)と生徒役の6人。2012年の写真と同じように並んだ(左から)相良飛鷹、飯田汐音、菊池銀河、小笠原弘晃、渡辺真帆、佐藤純美音=北海道・礼文島の「北のカナリアパーク」で
  • 2012年7月、礼文島で撮影に臨んだ(左から)相良、飯田、菊池、吉永、小笠原、渡辺、佐藤ⓒ2012「北のカナリアたち」製作委員会
 女優の吉永小百合(77)が2日、北海道・礼文島の「北のカナリアパーク」で、主演映画「北のカナリアたち」(阪本順治監督、2012年公開)の公開10周年感謝の集いに出席した。9年ぶりにロケ地に戻ってきた吉永は、島をあげての一大イベントに「公開されて10年たって、このような形で呼んでいただいて大変うれしい。感激しています」と喜んだ。
   ◇   ◇
 「北のカナリアたち」は、北海道の離島の小学校教師・川島はる(吉永)と6人の生徒の20年間にわたる心の交流の物語。撮影地のひとつとなった礼文島には、はるが生徒と過ごした学校がセットとして建てられた。撮影後も学校は残され「北のカナリアパーク」として13年7月に記念館がオープン。利尻島にある利尻富士が望める絶好の場所にあり、昨年までに27万人が訪れる人気スポットとなった。
 イベントは礼文町が主催。気温18度ながら体感温度はさらに低く感じられる肌寒い中、約300人の観客が集まった。吉永や阪本監督のほかに、映画の公式応援歌を担当した歌手の松原健之(42)、生徒役を演じた小笠原弘晃(20)、渡辺真帆(21)、相良飛鷹(22)、飯田汐音(20)、佐藤純美音(22)、菊池銀河(19)の6人も登壇。吉永と生徒らが礼文島を訪れるのは13年のパークのオープンイベント以来。劇中でははるの指導で生徒が歌うシーンが再三出てくるが、小笠原ら6人はこの日も絢香の「にじいろ」を披露し、観客を喜ばせた。
 吉永は生徒役の6人と撮影後も毎年のように“同窓会”を開き、交流を続けてきた。食事会や水族館に行くなどし、近況を聞いていたという。生徒らは吉永を「はる先生」、吉永もそれぞれの役名で呼ぶなど劇中さながらの関係を継続。6人それぞれが俳優やミュージカル、歌手などを目指し精進を重ねており、吉永は「夢がいっぱいですばらしい」と教え子の成長に目を細めた。
 さらに「私も将来のことを考えなきゃいけない。監督、ぜひ私たちを使ってまた映画を作ってください」と阪本監督に“続編”製作を要請。「歌のある、音楽のある映画で、あれから10年たってどのように成長したか分かるようなものが作れたら最高」とアイデアも披露。阪本監督は「いま題名だけ決めました。『北のカナリアども』です」と話して笑わせた。
 最後は登壇者全員で劇中歌「この広い野原いっぱい」を歌い、「絆と平和への祈りを込めて」ハト風船を大空に放った。吉永は「ロケーションがすばらしい。利尻富士が見えて海があり、こんな所はなかなかない。こういう形で残してもらったのは役者冥利(みょうり)に尽きる。ここで映画を撮ったというのは自分の財産になっている」と感謝した。
 ◆「北のカナリアたち」 作家・湊かなえさんの短編集「往復書簡」に収録された「二十年後の宿題」を原案に、東映創立60周年記念作品として映画化。撮影は礼文島をはじめ、稚内やサロベツ、利尻島で、体感気温マイナス30度にもなる厳冬期と高山植物が咲き誇る初夏に行われ、製作期間は1年以上に及んだ。第36回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞や最優秀撮影賞などを獲得したほか、吉永が優秀主演女優賞、阪本監督が優秀監督賞に選ばれるなど受賞ラッシュとなった。

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