「ビッグイニングつくってしまった」松葉、集中打と四死球で悔やまれる3回の4失点【中日】
2022年7月3日 06時00分
◇2日 中日2-5阪神(バンテリンドームナゴヤ)
先発・松葉にとっても、ベンチにとっても防ぎたかった複数失点だった。悔やまれるのは3回。前回登板のヤクルト戦(6月22日・バンテリン)の初回3失点を上回る1イニング4失点。左腕は表情をゆがめた。
「前回同様、ビッグイニングをつくってしまった。自分の持ち味のピッチングをできなかった。次回は最少失点で(ベンチに)帰ってこれるように頑張ります」
始まりは四球、そして三盗でリズムを狂わされた。3回、先頭の8番・梅野にフォアボールを与える。犠打で1死二塁。打席は中野。2球目に三盗を許した。セットに入って捕手のサインを確認すると、目線をいったん一塁へ向ける。そこから捕手をパッと見ると同時に投球動作に入る。同じしぐさは癖か。梅野にとっては今季初盗塁だった。中野を左飛に抑え、続く島田に先制の右前適時打を許した。
ここからはあっという間。近本の左前打と佐藤輝への死球で2死満塁。大山に初球、変化球を引っぱたかれた。左中間へのライナーは不規則に揺れた。落下地点を通り過ぎた大島が前進しながらポケットキャッチを試みるも、ボールを止められず打球は中堅フェンスへ転々…。一走・佐藤輝にも本塁を踏まれた。
4回以降の4イニングは1安打に抑えて7イニングを5安打4失点。うち3安打も2四死球も3回に集中した。7イニングを投げきったのは、2020年8月21日のDeNA戦(ナゴヤドーム)以来2年ぶりと粘りはしたが…。
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