大阪桐蔭が挑む『秋春夏』の全国大会“3連覇” 名将・西谷監督「先輩たちがやったことないことに挑戦できる権利を」【高校野球】
2022年7月2日 19時00分
今春のセンバツ高校野球大会で優勝した大阪桐蔭が2日、大阪府大東市の龍間ぐりーんふぃーるどで高知と練習試合を行い、11―6で打ち勝って、9日に開幕する夏の甲子園大会代表を決める大阪大会へ順調な仕上がりをみせた。西谷浩一監督(52)は昨秋の明治神宮大会優勝を含めた秋春夏の全国大会の“3連覇”へ意気込んだ。
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他を寄せ付けない圧倒的な力で今春のセンバツで頂点に立った大阪桐蔭。2012年、18年に続く3度目の春夏連覇への意気込みを聞かれた西谷監督は「挑戦自体は4度目ですね。17年も一応狙っていました」と苦笑いを浮かべた。自ら春夏連覇を逃した年を挙げ、その思いの強さをにじませた。
慢心はない。センバツで大会11本塁打の新記録を樹立し、準々決勝から決勝まで2桁得点の猛打で圧勝。前評判通りの力をみせつけた。それでも百戦錬磨の名将は「春と夏では戦い方が違うが、いい経験をさせてもらったのは事実。それをどれだけ夏につなげられるか」と冷静に見る。
大阪大会開幕を1週間後に控え、自慢の打線は温まっている。この日は今春のセンバツに出場した高知と対戦し、6回に6安打を集中させて一挙6得点。長打2本の3安打1打点と強打を示した今秋ドラフト候補の正捕手・松尾は「仕上がりは50%。まだまだ発展途上です」と初戦までに攻守でさらに磨きを掛けていくつもりだ。
昨秋の明治神宮大会は初優勝。秋春夏の“3連覇”となればもちろん同校にとって初の快挙となる。「今までの先輩たちがやったことないことに挑戦できる権利を取りたい。そのために大阪でしっかり7試合勝ちたい」と西谷監督。また甲子園で暴れるためにまずは大阪で頂点に立つ。
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