ささきしょうこ“キャディー緊急交代”でも4位急浮上「なんか朝からバタバタでした」【女子ゴルフ】
2022年7月2日 17時39分
◇2日 女子ゴルフ 資生堂レディスオープン第3日(横浜市旭区、戸塚CC西C)
前週悔しい逆転負けを味わったささきしょうこ(26)=日本触媒=が4バーディー、ノーボギーのベストスコア68をマーク。前日の11位から首位と2打差の通算9アンダー4位に浮上した。
午前3時過ぎ。熟睡中のささきのもとに連絡が入った。「ちょっとヤバいかもしれない」。発信元は帯同キャディーの山下慶弘さんだった。
「朝起きてすぐ私から連絡したら、ちょっと体調が悪いと。どう聞いても熱中症の症状だったので、もう本当に命に関わることなので休んでくださいと。急いでJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)に電話して…」とささき。「帯同さん以外でのプレーはもう何年ぶりって感じ。なんか朝からバタバタでした」
会場に到着した時点で、すでに戸塚CCのハウスキャディーがスタンバイ。ささき本人の不安とは裏腹にベストスコアのラウンドが待っていた。
この日最高難度となった1番を1パットパーで切り抜けると、4番までパープレー。5番、8番のパー3でともに4メートルのバーディーパットを決めた。「どちらも微妙なラインだったんですけど、キャディーさんに相談して、後押ししてもらいました」
後半も10番で5メートルを沈め、最終18番では8番アイアンでピン右手前3・5メートルにつけ4つめのバーディーでフィニッシュ。68で首位と2打差の単独4位に浮上だ。「バタバタがゴルフに出ないように、トラブルにならないように慎重にいったのが良かったのかな。こんなスコアで回れるとは思ってなかった。キャディーさんもとても気を使ってくださって氷など暑さ対策もバッチリ。快適に回れました」
前週のアース・モンダミン杯では2日目から単独首位を走りながら、最終日76で1打差惜敗。それでも「悔しかったけど良かったところだけを見て気持ちを切り替えた」という。気にしていた今季の後半戦出場優先順位は4位に上がり、今週こそ思い切って2018年三菱電機レディス以来のツアー4勝目を狙える好機だ。
「明日は伸び伸びプレーしたい。最終日にスコアを伸ばして結果を待ちたいと思います」と、ささき。『災い転じて福』となせるか。
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