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小浜のサンホテルやまね 破産申請、事業譲渡へ コロナで経営悪化

2022年7月2日 05時05分 (7月2日 12時04分更新)

事業譲渡先を探すことになったサンホテルやまね=1日、小浜市小浜白鬚で


 サンホテルやまね(小浜市小浜白鬚)を運営する松風(同)は一日、福井地裁から破産手続き開始の申し立てに伴う保全管理命令などを受けたと発表した。同社の負債総額は約三億六千四百万円。コロナ禍で団体の宿泊客や会合での利用客が減少し、経営が悪化。赤字決算が続き、事業の継続を断念した。休業中の同ホテルについては営業再開へ、事業を譲渡するスポンサー企業を探している。
 松風の事業概要は、サンホテルやまねと料理旅館松月花松風(高浜町)の運営、社員寮の管理業務と企業内食堂の給食業務。
 松風の保全管理人の八木宏弁護士によると、保全管理命令により、事業の価値を損なうことなくホテル譲渡の手続きが進められる。事業の譲渡先となるスポンサー企業は、一週間程度で見つけ、早期に営業を再開したい考え。
 ホテルは六階建て客室数は二十八。松風は二〇〇五年に運営を引き継いだ。海辺に立地し、皇室が宿泊したこともある。
 八木弁護士は「休業が長引けば設備が劣化し、従業員の再雇用も難しくなる。小浜の有力なホテルを何とか残したいという思いで、中長期的に運営してもらえる企業にお願いしたい」と呼びかけた。
 料理旅館松月花松風については別途、施設の売却に向けて対応を進める。 (鈴村隆一)

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