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11回連続で満塁失点中…負の連鎖止めた中日・谷元「ブルペン全員がヒーローです」根尾ら6人にホールドポイント

2022年7月2日 10時03分

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中日・谷元

中日・谷元

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇1日 中日3-1阪神(バンテリンドームナゴヤ)
 エース対決のはずが、開始1時間前に突如決まった中日の「ブルペンデー」。お立ち台には決勝アーチのA・マルティネスとともに、先発の藤嶋が上がった。彼の3イニング無失点から、総力の8人継投は始まった。
 先発以外の6人がホールドポイントを挙げ、R・マルティネスがセーブで締めた。しかし、得点圏に走者を背負ったのが6イニング。全員がピンチを背負い、落合ヘッド兼投手コーチは4度もマウンドへ向かった。得点圏で15打数1安打。まさしく粘りの勝利だった。
 散々、打たれてきたことを書いたのだから、抑えた日も書く。4回。2死三塁で福を救援したのが谷元だ。6月の打率3割1分8厘、10本塁打の大山からだった。外角にボールを集め、四球。続く糸原には勝負にいったが、低めに散らした変化球に手を出してくれず塁が埋まった。ただ、彼の与える四球にはどこか「想定内」のにおいがする。7番・山本は1球で決着がついた。136キロのカットボールで中飛に打ち取った。
 「ブルペン全員での試合だったので、それに自分が貢献できて良かったです。ブルペン全員がヒーローです」
 谷元の言葉が全てだろう。ドラゴンズが満塁を無失点で脱出したのは、6月18日の巨人戦(バンテリンドーム)の5回に高橋宏が切り抜けて以来。11回連続で失敗していた負の連鎖を、ここで止めた。総力戦ありきで始まった試合。ピンチはない方がいいが、切り抜ければ士気は上がる。谷元はアウト1つ取って山本にバトンを渡した。その山本がつくったピンチは、根尾が断ち切った。阪神に築かせた11残塁の山は、中日投手陣の粘りの証しでもある。
 「今日ははなから開き直ってやっていった。投手コーチもいい判断をしてくれました」
 ブルペンに残っていたのは森1人。4、5回だけで4人を使う小刻みリレーは、肝が据わった立浪采配そのものだった。ピンチは度胸。谷元がしのいだ4回が、好転のきっかけとなると思いたい。

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