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【中日】大野雄が先発回避…藤嶋緊急先発を7人の竜投がつないでつかんだ価値ある白星

2022年7月2日 06時00分

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先発し力投する藤嶋

先発し力投する藤嶋

◇1日 中日3-1阪神(バンテリンドームナゴヤ)
 竜ナインが一丸となって緊急事態を乗り越えた。1日の阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)は、予告先発の大野雄大投手(33)が背中の張りを訴え、登板を回避。代わって先発した藤嶋健人投手(24)が3イニング無失点でしのぐと、8投手でリレー。5回には投手に転向した根尾昂(22)を初めてリードした場面で登板させた。打線は3回に代打・山下斐紹捕手(29)の移籍後初となる1号ソロで先制。同点に追いつかれた直後の8回にアリエル・マルティネス捕手(26)が決勝2ランを放ち、3―1で競り勝った。

 緊急事態にリリーフ陣が一丸でゼロを刻み続けた。試合前練習に姿を見せていた予告先発・大野雄の名前が、スターティングメンバーにない。球団によると、背中の張りを訴えて登板を回避。チームを落ち着かせ、流れを呼んだのは代役の藤嶋だった。仲間からのグータッチに力をもらい、4年ぶりにまっさらなマウンドに駆け出した。3イニング1安打無失点。7月白星発進の主役になった。
 試合開始1時間前のエースの謝罪で、藤嶋の気合はマックスに跳ね上がった。「あの大野さんが『すいません』って、中継ぎ陣にとんでもなく深く頭を下げて。もっと頑張ろうと思えました」
 緊急事態はお任せあれだ。験の良い、身に覚えがある状況だった。背番号54は、高卒2年目の2018年6月17日の西武戦(メットライフ)で、背中の張りで試合開始直前に先発を回避した松坂に代わってプロ初先発。6イニング2失点と好投し、プロ初勝利を挙げていた。
 「懐かしいなと思いながら、いつもと変わらずにただ一生懸命、投げる気持ちでした」。今も変わらない強心臓が、一番の武器。当時のウイニングボールは実家にすぐ送った。興奮を力にできるから、思い出に浸る必要もない。力投に触発されるように、前回登板で悔しい思いをした福、山本、根尾、清水もやり返した。7番手のロドリゲスが8回に追いつかれたものの、直後のA・マルティネスの決勝弾で守護神R・マルティネスへのリレーを完成させた。
 9イニングでは今季最多の8投手をつぎ込んで、たどり着いた連勝。殊勲の右腕に直接、先発を告げた立浪監督も「ここのところ安定しているし、度胸もある。ゲームのはじめが大事なので、藤嶋にしました。3イニング投げてくれて、試合の形ができた」と満点の評価だった。
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