ジャンボ邸には「小さなグリーンで18ホールあるんです」特訓実った 原英莉花V戦線浮上【女子ゴルフ】
2022年7月1日 19時33分
◇1日 女子ゴルフ 資生堂レディスオープン第2日(横浜市旭区、戸塚CC西C)
前日39位の原英莉花(23)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が6バーディー、1ボギーの67をマーク。通算6アンダーとして、一気に首位と2打差9位のV戦線に浮上した。地元横浜での通算5勝目へ、ロックオンだ。
5月のゴールデンウイーク明けには「泥まみれだったんですよ、頭の中の人(自分)が」と思い通りにいかないゴルフを嘆いていた原。その後「でもお風呂に入ってくれました(笑)」と、いったんは悩みが晴れたかと思いきや、6月には「新しいスイング、完成には1年ぐらいはかかるんじゃないかと」。覚悟を決めたはいいが、やはり気持ちは曇っていた。
それが「他のスポーツのニュースとかを見て…たとえば武尊さんと天心さんの試合とか。東京ドームが埋まるほど熱烈な戦い、命を削ってやってる人たちを見て、同じスポーツ選手なのに私は何をやってるんだろうと思った」と原。「へこたれている自分が嫌だった」と、心に火がついた。
横浜生まれの横浜育ち。“着火”直後に地元大会が巡ってきたのだから頑張らないわけにはいかない。「今週は、取り組んでいること(新スイング)も大事だけど、結果も求めたい。練習が少し試合結果につながってきてるのかとも思うし、自分の今の傾向を把握してコースに合わせてプレーしてます」という。この日はスタートの10番で7メートルのバーディーパットを沈めると、13番パー5では2オンしてイーグル逃しのバーディー。今季4度目の67で、優勝戦線へ急浮上した。
師匠・尾崎将司の指令で、最近はジャンボ邸内に作られたショートコースを頻繁に回っているという。「5メートル四方ぐらいの小さなグリーンで18ホールあるんです」。その成果で、ショートアイアンからショットの精度が上がってきている様子。不安だった腰の状態も、もう大丈夫。「ハマの女王」目指して、残り2日間での逆転を目指す。
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