【J1名古屋】新加入FWレオナルド「仲間のために尽くす」献身的な姿勢は長谷川監督の戦術と好相性
2022年7月1日 18時12分
◇最短で16日のJ1第22節・川崎戦からの出場
サッカーJ1の名古屋グランパスは1日、ブラジル人FWレオナルド(29)の獲得を発表した。登録期間の関係で、最短で16日のJ1第22節・川崎戦(豊田ス)からの出場となる。レオナルドはこの日、山口素弘GM(53)とともにオンラインで取材に応じ、抱負などを語った。
オンライン取材の画面越し、ユニホームの上からでも分かる分厚い胸板に自然と期待が高まる。「ここに来られたことをすごくうれしく思っている。みんなに温かく迎え入れてもらった」。やや緊張気味ながら穏やかな口調で、レオナルドは白い歯を見せた。
チームにとっては待ちに待ったストライカーだ。リーグ50得点を目標に掲げた今季、チームは34試合のうち18試合を終えて15得点。6月にはFW酒井が負傷離脱し、昨年末に発覚したFWシュビルツォク(29)のドーピング問題は半年以上たっても未解決のままで“解禁”時期は不透明だ。
「恐らくファミリー(グランパスサポーター)の皆さんも待ちわびていたような発表だと思うし、私もうれしく思う」。山口GMの言葉に、待望の補強を実現できた充実感がにじんだ。
レオナルドの特長は身体能力の高さを生かした得点力と前線で起点となれるキープ力。しかし、調和とチームプレーを重んじる姿勢こそ、最大の持ち味だと本人は語る。「自分は仲間のために尽くす選手。組織がしっかりと働くために自分が下がるプレーや、ボールにプレッシャーをかけるときのディフェンスも持ち味」。敵陣での守備など、献身的なプレーもいとわない姿勢は長谷川監督の戦術とも好相性だ。
チームの救世主となる活躍が期待されるが、レオナルドは「僕はチームの一員であって(サッカーは)組織で戦うもの。サポーターやスタッフなど、チーム全体がサルバドール(救世主)」と謙虚だ。まさに「気は優しくて力持ち」のストライカーが、日本デビューを今や遅しと待っている。
▼レオナルド 本名レオナルド・ベネディート・ダ・シルバ。1992年10月22日生まれ、ブラジル・サンパウロ州ピラスヌンガ出身の29歳。1メートル84、85キロ。愛称は「ナウド」で、利き足は右。ブラジル国内を渡り歩き、アルシャバブ(オマーン)を経て中国へ。新疆(しんきょう)天山、成都蓉城でプレー後に重慶両江に加入したが、チームが今年5月に解散し、フリーとなった。
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