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雇調金不正は1億7000万円 「瑠璃光」など経営「よろづや観光」

2022年6月30日 05時05分 (6月30日 12時55分更新)

▼石川労働局発表

 新型コロナウイルス禍で国が休業手当を補助する雇用調整助成金に関し、石川県加賀市山代温泉の高級旅館「瑠璃光(るりこう)」と「葉渡莉(はとり)」を経営する「よろづや観光」が不正受給していた問題で、石川労働局は二十九日、不正受給の総額が一億七千四十五万六千八百十一円と発表した。
 実際には従業員を休業させていないにもかかわらず申請したとして、同社は十五日に不正受給を明らかにし、労働局から食い違いを指摘された額を二千万円と公表。萬谷(よろづや)浩幸社長によると、労働局は不正発生日以降に受け取った全額を不正受給とみなしたため、額に開きが生じた。
 石川労働局によると、局への情報提供で不正が発覚し、十五日に支給の取り消しを決定。同社と返還計画を策定し、不正受給分の一部は既に返還されている。今後、全額返還に加え、総額の二割相当額(三千四百九万一千三百六十二円)のペナルティーと延滞金を請求する。労働局は受給期間や不正に申請した従業員数などの詳細は明らかにせず、刑事告訴の可能性についても「個別の案件なので差し控える」と答えた。
 萬谷社長は旅館の営業と従業員の雇用に一切変更はないとし、「小さくない額だが、しっかり納付計画を立てて返還し、今まで通り旅館経営を継続していく」と話した。

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